5月22日 平成ウルトラセブン ネオパンドン襲来! カザモリが植物生命体と出会う

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月22日(2002年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月22日」(2002年)。
ネオパンドンと戦うウルトラセブン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
『ウルトラセブン 誕生35周年 “EVOLUTION” 5部作』は、2002年5月22日より発売されたオリジナルビデオ作品で、“平成ウルトラセブン”と呼ばれる作品群の1シリーズである。前シリーズ『ウルトラセブン 1999最終章6部作』の最終話で、人類は別の惑星から地球にきた侵略者だったことが判明。ウルトラセブンはその事実を知ったうえで人類を守ったことで、「宇宙の掟」を破ってしまう。

宇宙の掟を破ったことでM78星雲の同胞から断罪され、馬の首暗黒星雲に幽閉されてしまったセブン。本シリーズは、セブンの助けなしで侵略者と戦うウルトラ警備隊と、復活し黒幕との最終決戦に挑むセブンの戦いが描かれる。ビデオは、今回紹介する復活したセブンが地球での戦いを再開する第4話「イノセント」が先にリリースされ、その後第1~3話と最終回の第5話がリリースされた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

復活したウルトラセブンがネオパンドンと交戦

2002年5月22日は『ウルトラセブン 誕生35周年 “EVOLUTION” 5部作』第4話「イノセント」がリリースされた日です。謎の男が操るネオパンドンの前に、ウルトラセブンが現れた。セブンはネオパンドンに挑むも苦戦。しかし、敵は光の粒子のようなものを地上に向けて放ち、姿を消してしまう。ウルトラ警備隊は光が放射された地点を調査。そこには、繁殖力の高い、謎の植物の種子がまかれていた。ウルトラ警備隊はサンプルを残し、薬品で種子を死滅させる。その後、シラガネ・サンシロウ隊長はネオパンドンの捜索と、種子が残っていないかの確認を隊員たちに指示するのだった。

種子の確認を行うシマ・ケイスケ隊員とキサラギ・ユキ隊員。問題の種子以外にはあまり影響のない薬品を使用したとのことだったが、他の植物にも大きなダメージを与えてしまっていた。すると、不自然な酸素濃度の上昇が確認される。ただでさえ、あたりの植物が枯れてしまっているのにそれは異常なことだった。一方、かつてウルトラ警備隊員であったカザモリ・マサキと一体化したウルトラセブンは、光を放ち周囲の自然を回復させる不思議な少女を発見。あとを追うが見失ってしまう。

少女を探して、村のはずれにある民家を訪れたカザモリ。少女は、そこに住む老人の娘らしい。その夜、カザモリはネオパンドンを操る謎の男と邂逅。男は、「古い人類」が少女の仲間をすべて殺してしまったと語る。さらに翌日、カザモリは小学生ほどの外見から急成長した少女と再会。彼女から「仲間を殺さないで」とテレパシーで訴えられる。
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