あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月22日」(1999年)。ウルトラマンアグルの幻影がガイアを襲う!
これまでに何度もガイアに挑戦してきた「メザード」の名を持つ怪獣が再び行動を開始。人間を操り、テレビ局のKCB本社を乗っ取った。我夢にアグルの光を託し、変身能力を失った藤宮はKCBに向かうが、そこで待っていたのは死んだはずの稲森博士だった。
クインメザードがテレビ局KCB本社を占拠!
これは以前発生した、サイコメザードによる温泉地での事件(第13話「マリオネットの夜」)と同じ現象だ。サイコメザード事件の経験から、リポーターの吉井玲子は危険を感じ、ディレクターの田端健二たちと合流するが、他のテレビ局にいる人間たちは、すでに敵に操られていた。
玲子は田端たちに逃がされるが、その後、田端たちも操られ、玲子も捕まってしまう。一方、異変に気づいてKCB本社ビルに向かった藤宮であったが、入り口で怪しい男たちに囲まれ、気を失う。さらに、現地で調査をしていた我夢も、操られた仲間に動きを封じられてしまう。
藤宮が目を覚ますと、そこには死んだはずの稲森博士がいた。稲森博士は藤宮に、地球には人間は不要という、かつての自分の考えを説き、もう一度アグルの力を手にしようと誘う。