11月12日 ウルトラマンマックス 怪獣を起こすな! クラウドスが漂流

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月12日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月12日」(2005年)。
クラウドスと戦うウルトラマンマックス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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2005年7月2日より放送が開始された『ウルトラマンマックス』は、M78星雲からやってきたウルトラマンマックスが対怪獣防衛チームDASHの隊員トウマ・カイトと一体化。平成になってからのTVシリーズではほとんど見られなかった、過去の人気怪獣の再登場が積極的に試みられた作品です。

亜空間トンネルが開き、怪獣が出現。しかし、その怪獣・クラウドスは眠っていた。目を覚ますと体重が激増するクラウドスを、DASHは起こさずに亜空間トンネルへ戻すことができるのか!?
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

怪獣が漂流する

2005年11月12日は『ウルトラマンマックス』第20話「怪獣漂流」が放送された日です。土曜日の朝、起きてきた山口家の家族たちはなぜか外が真っ暗なことに気づく。さらに、ニュースで家の近くに怪獣が出現したという情報を得た。急いで荷物をまとめ家から出ると、そこにカイトとコイシカワ・ミズキ隊員がやってくる。怪獣が今どこにいるのか尋ねる母親の初子。しかしなんと、怪獣は山口家の真上に浮かんでいた。怪獣の影で、外が真っ暗だったのだ。

怪獣は、トミオカ・ケンゾウ長官によってクラウドスと名づけられた。このクラウドスは偶然、亜空間トンネルから飛び出して日本の上空に現れており、現在は眠っている。クラウドスを亜空間トンネルに戻してやるのが、最良の解決方法だと考えるDASH。しかし、クラウドスは風に流されて移動してしまう。カイトとミズキはダッシュアルファで現場に急行。さらに、コバ・ケンジロウ隊員もダッシュバード2号で到着した。
クラウドスを運ぶDASH  ©円谷プロ PHOTO/講談社
カイトたちはワイヤーでクラウドスを捕まえる。その衝撃でミズキが気絶してしまうというアクシデントが発生するも、無事にクラウドスの進路をコントロールできるようになった。そして、ビルに激突しそうになっているクラウドスを誘導。慎重に、ビルとビルの間を通り抜けようとする。その様子を、吹奏楽部の練習で学校にきていた山口家の長女・美里が見ていた。美里たち学校の生徒は、DASHを演奏で応援しはじめる。

その応援に元気づけられるカイトたちだったが、シンバルの音でクラウドスは目覚めかけてしまう。さらに、クラウドスは眠っているときと起きているときで体重が急激に変動する性質を持っており、起きると体重が重くなってしまうことが判明。目覚めかけたことでワイヤーが切れ、地上に落下しそうになるクラウドス。カイトはウルトラマンマックスに変身! ……しようとするが、突然気絶していたミズキが目を覚ましてしまう。慌ててマックススパークを隠しながら、「どっちか眠ってて……」と漏らすカイト。
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