12月9日 超巨大なペダニウムゼットン・エボルドがジードに迫る

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月9日(2017年)

テレビマガジン編集部

光の速度は秒速約30万キロ! 1秒間に地球を7周半する、とんでもないスピードです。ただし、遠い星から届くには長い年月が必要。冬の夜空、オリオン座で赤く光るベテルギウスの光は500~600年ほど前のものです。またベテルギウスは恒星として寿命を迎えつつある「赤色超巨星」の状態ともいわれています。

ウルトラマンベリアルを心酔するストルム星人・伏井出ケイは、滅んでしまった故郷の星の光でパワーアップし、決戦に備える計画を立てていた。今回取り上げるのは「12月9日」(2017年)。
巨大なペダニウムゼットン・エボルドと対峙するウルトラマンジード ロイヤルメガマスター  ©円谷プロ ©ウルトラマンジード製作委員会​
ニュージェネレーション ウルトラマンシリーズ第5作の『ウルトラマンジード』。悪に堕ち幾度となく宇宙を危機に陥れたウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継ぐ朝倉リク=ウルトラマンジードは、自身の運命を乗り越えベリアル融合獣に立ち向かう。

伏井出ケイは自分に興味を持つ作家の石刈アリエを利用して、エンペラ星人とダークルギエルの怪獣カプセルを手にいれることに成功。ケイはアリエを殺害し、姿を消す。そして、リクはケイの声に誘われ、決着をつけるために沖縄に向かうのだった。
「ウルトラ怪獣日和」​、今日は何の日?

リクはケイを追って決着の地、沖縄へ

2017年12月9日は『ウルトラマンジード』第23話「ストルムの光」が放送された日。ケイから「物語にエンドマークを打つのは私かお前だ」という言葉を投げかけられたリク。リクは戦いを終わらせるために置き手紙を残し、ケイのいる沖縄に単身で向かった。

一方、ケイはリクを倒すため、沖縄で自身の体内に持つ特殊なエネルギー変換器官、ストルム器官の完全なる強化を図っていた。ケイの故郷であるストルム星は自然豊かな星だったが、争いで滅びている。燃え続けるストルム星から発せられる光が30年に一度、沖縄で観測されるのだ。そして、ストルム星からの光をあびたケイのもとにリクが到着する。

ケイはその場で決着をつけると宣言し、ペダニウムゼットンに変身。リクもウルトラマンジードに変身して戦いが始まった。

ペダニウムゼットン・エボルドが誕生!

ペダニウムゼットンはうなり声をあげながらウルトラマンジードに襲い掛かる。苦戦するジードはマグニフィセント、更にはロイヤルメガマスターに変身。それを見たケイはエンペラ星人とダークルギエルの怪獣カプセルを体内に取り込む。すると、ペダニウムゼットンの体が大きくなり、ペダニウムゼットン・エボルドへと変身を果たすのだった。

ジードは87フラッシャーを繰り出すも弾き飛ばされてしまう。エネルギー切れになりカラータイマーが点滅するジード。ピンチの中、ペダニウムゼットン・エボルドのパンチを振り切ったジードは、力を振り絞って必殺のロイヤルエンドを発動。見事ペダニウムゼットン・エボルドを撃破した。

変身が解除され人間の姿で対峙するリクとケイ。そこに、ケイが殺害したはずの石刈アリエが現れ、ケイの体に腕を突き刺し、ストルム器官を奪った。そして、アリエの体から赤黒い影が分離する。それは、ウルトラマンベリアルだった。ベリアルはアリエに憑依し、自身の目的のためにケイに力を貸していたのだ。

ベリアルは上空の彼方へと姿を消す。ストルム器官を失ったケイは数日のうちに命を落とすことになってしまったが、妄信するベリアルの力になっていたことを知り、至福の喜びで満たされたケイは崖から身を投げるのだった。

ベリアル融合獣 ペダニウムゼットン・エボルド

巨体を利用した強力なパンチを繰り出す  ©円谷プロ ©ウルトラマンジード製作委員会​
【ウルトラ怪獣事典】
ベリアル融合獣 ペダニウムゼットン・エボルド

身長/最大200メートル(推定)
体重/最大16万5000トン(推定)

ペダニウムゼットンにフュージョンライズした伏井出ケイが、エンペラ星人とダークルギエルの怪獣カプセルを取り込んだことで巨大化、パワーアップした姿。その拳に全身のパワーを集約して「ペダニウム・ボルカノン」を叩きこむ。

登場エピソード:『ウルトラマンジード』第23話「ストルムの光」(2017年12月9日放送)
脚本:三浦有為子/監督:武居正能

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
『ウルトラマンネクサス』2023年10月2日(月)より配信開始!
https://m-78.jp/news/post-6867

12月9日はペダニウムゼットンがエボルドにパワーアップした日

12月9日は「ストルムの光」で力を得た伏井出ケイがペダニウムゼットン・エボルドになったエピソードの日。ケイはウルトラマンジードに敗れてしまいます。ですが、それを待っていたウルトラマンベリアルはストルム器官とエンペラ星人、ダークルギエルの怪獣カプセルを奪いウルトラマンベリアル アトロシアスへと姿を変えるのでした。

ウルトラカプセルを集めるため、ベリアルの遺伝子よりジードを作り出し、そしてジードと敵対することになった伏井出ケイ。たとえジードに敗れても、ベリアル様の役に立って生涯をとじることに悔いのない表情を見せる。

そしてベリアルの遺伝子を継ぐジードとベリアル、宿命の対決が迫るのです!
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2024』をもとに構成しています。
©円谷プロ

テレビマガジン ウルトラマンシリーズの最新刊

『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2024』価格:本体2800円(税別)

この日、ウルトラマンは何をしていたのだろうか。そんな想いから始まった「ウルトラマン&怪獣手帳」も3冊目の「2024」ではさらにブラッシュアップしてお届けできることになりました。「2023」で大きくなったB6版サイズはそのまま。本文のカラーページの半分の16ページを今回は別冊にして、そのうえで本文2色ページを8ページ増やしています。B6版のスタイリッシュなレッドのビニールカバーに、タイトルは箔押しという、美麗ながらも日常使いもOKなデザインです。ダイアリーとしての使い勝手もばっちりです。
ウルトラマンシリーズとコラボした任天堂スイッチの人気ゲーム「ウルトラ怪獣モンスターファーム」の合成怪獣が続々登場! クイズや迷路を楽しもう。ここでしか手に入らないオリジナル付録は、ゲーム終盤に登場する強者怪獣、キングジョーゼットンだ!
大人のウルトラマンファンに向けて、『ウルトラマン』を完全収録。豊富な写真とともにお届けします。ウルトラマン、科学特捜隊、スーパーメカ、宇宙人、怪獣、ストーリーなど、112ページにギュギュッと情報量マシマシで収録。
てれびまがじんへんしゅうぶ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga