12月8日 ウルトラマンA 改心した暴走族がサウンドギラーを誘導する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月8日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月8日」(1972年)。
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サウンドギラーと戦うウルトラマンA  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。夕子が月星人の仲間のもとへ帰った後は、北斗が一人で変身し、必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

バイクで暴走する少年たちと遭遇し、それを止めさせようと説得する北斗。同じころ、超獣が姿を現しては消えるという現象が発生していた。北斗はバイクの騒音と超獣の出現に何か関係があると考える。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

北斗が暴走族と遭遇

1972年12月8日は『ウルトラマンA』第36話「この超獣10,000ホーン?」が放送された日です。全国各地から「超獣を見た」という情報が寄せられた。しかし、その超獣は現れてもすぐに姿を消すらしい。全国に現れていたその超獣の出現場所は、次第にある場所に集中しはじめる。そんなある夜、TACは超獣の出現を確認し現場に向かうが、超獣らしき姿はなく、かわりにバイクで暴走する少年たちと遭遇する。

夜中に騒音を出し、住民たちに迷惑をかける彼らを北斗は注意するが、少年たちは北斗やTACを馬鹿にして去っていってしまった。後日、北斗は少年たちが、梅津ダン少年や姉の香代子に因縁をつけ追いかけ回しているところに出くわす。北斗に𠮟られ去っていく少年たち。北斗は、同行していた美川隊員に、かつて自分も彼らのようになりかけたことがあると語り、少年たちは心の中では寂しい思いをしていると考えたのだった。

その後、北斗は少年たちに会いにいき、説得を試みる。彼らは反省したような素振りを見せたが、その後すぐに香代子を再びバイクで追い回しはじめた。北斗はタックパンサーで少年たちを追いかけ、𠮟ろうとする。しかし、逆に殴られてしまった。

アザをつくってTAC基地に戻った北斗。しかし、この間にサウンドギラーが出現しており、北斗は軽はずみな行動をするなと竜隊長から𠮟られてしまう。しかしその後、北斗はサウンドギラーの目撃者はみな少年たちのバイクの騒音を聞いていることに気づく。彼らと超獣に何か関連性があると訴える北斗だったが、北斗と少年たちが喧嘩をしたところとは別の場所にサウンドギラーは現れており、北斗の説は否定された。
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