9月4日 ウルトラマン 科学特捜隊が怪獣無法地帯に上陸!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月4日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月4日」(1966年)。
マグラー(左)、レッドキング(右)と対峙するウルトラマンのスチール。マグラーは、本編ではウルトラマンと戦うことはなかった  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

多々良島の観測員たちと連絡が取れなくなり、科学特捜隊は現場に向かう。しかし、多々良島は何体もの怪獣が跋扈する、怪獣無法地帯と化していた!

人気怪獣のレッドキングやピグモンが初登場する『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」は、総勢5体もの怪獣や怪奇植物が登場する豪華な内容となっています。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

科学特捜隊が多々良島に上陸

1966年9月4日は『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」が放送された日です。火山活動のため無人島になっていた多々良島で、定点観測が再開されることになった。4人の先発隊が島に向かったが、1週間が経過しても、先発隊からは何も連絡がない。気象庁は事件があったのではと考え、科学特捜隊に測候所員たちの救出が要請される。

多々良島では、レッドキングがチャンドラーと戦っていた。翼をもがれ、敗走するチャンドラー。さらに、勝ち誇るレッドキングを見たマグラーは、地中に逃げていく。すると、科学特捜隊が多々良島に到着。レッドキングと出くわした。しかし、ムラマツキャップは、測候所員の救出が先だと考え、レッドキングに攻撃は加えず、測候所に向かう。

ハヤタたちは測候所に入るが、中は荒らされていた。測候所員を探すため、二班に別れ、島を探索することになる。イデ隊員、アラシ隊員、フジ隊員は、捜査の中でバケツや缶を見つけ、さらにカワダ所員の作業服を発見する。手がかりを見つけたことをムラマツキャップに報告しようとするイデたちであったが、多々良島は地磁気が乱れているため、無線が使えない。

すると、イデとフジが謎の植物に襲われてしまう。それは、吸血植物のスフランだった。アラシがスパイダーショットの火炎で蔦を焼き切って、なんとか危機を脱するイデたち。
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