3月12日 終焉の地へ ウルトラマンネクサスがクトゥーラと激突!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月12日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月12日」(2005年)。
クトゥーラと戦うウルトラマンネクサス アンファンス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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2004年10月2日から放送が開始された『ウルトラマンネクサス』では、スペースビーストを撃退するナイトレイダーに所属する孤門一輝(こもん かずき)を中心に据えつつ、ウルトラマンに変身するデュナミスト(適能者)が複数登場。ウルトラマンの力が代替わりし、受け継がれていく構成となっている。トラウマ級のハードなストーリー展開も特徴だ。

同じビースト振動波が複数の地点で観測され、ナイトレイダーは2班に分かれて出撃した。一方、これまでの戦いによるダメージが蓄積し体が限界を迎えていた姫矢 准は、自身を心配する新聞社時代の先輩・佐久田 恵のもとから離れ、無理をおしてウルトラマンネクサスに変身したのだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

触手の主はクトゥーラだった!

2005年3月12日は『ウルトラマンネクサス』第23話「宿命 -サティスファクション-」が放送された日です。工事現場で、空間にできた穴から出現する謎の触手に襲われる作業員たち。そこに姫矢が変身したウルトラマンネクサスが登場。作業員たちを救うと戦闘を開始した。しかし、謎の触手は四方からネクサスを襲ってくる。そこに、ナイトレイダーが到着。援護を受けたネクサスが反撃すると、触手は穴の中に消えていく。

変身が解除された姫矢は倒れ込み気を失うが、触手の主であるスペースビースト・クトゥーラが荒涼たる岩浜で倒れている恵と自身に迫りくる夢を見る。孤門に発見され、目を覚ます姫矢。孤門は姫矢を気遣うが、姫矢は「自分にはやるべきことがある」とストーンフリューゲルを召喚し去ろうとする。これまで姫矢を危険な存在だと認識していた西条 凪副隊長だったが、凪は邪魔することなく姫矢を見送ったのだった。凪が姫矢を逃がしたことを意外に感じた孤門。フォートレスフリーダムに帰還した孤門は凪に、子どものころに川で溺れた際に「宇宙人」に助けられたという出来事を話す。凪はその話を否定しなかったが、同時に宇宙人もスペースビーストもそのほとんどが人間と敵対する存在だと言い、不用意に心を開くべきではないと語ったのだった。

そのころ、政府がひた隠しにするスペースビーストの秘密を探る「世界UFO研究所」に匿われたジャーナリストの根来甚蔵は、東京の地下で何かが起きていることを知る。そして、世界UFO研究所から教えられた、東京の地下にはりめぐらされた秘密の地下通路に侵入した。一方、地球解放機構・TLT(ティルト)は触手による誘拐事件が「七つ目の封印が解かれし時、深夜0時、闇の扉が開き、終焉の地へと通じる」という暗号であったことに気づく。終焉の地とは、クトゥーラが潜む特殊位相のこと。これは、クトゥーラを操る溝呂木眞也からのメッセージだったのだ。
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