10月13日 ウルトラマンA ルナチクス出現! 南夕子が地球を去る

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 10月13日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月13日」(1972年)。
ルナチクスと戦うウルトラマンA  ©円谷プロ
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して超獣を次々と撃破していく。

ある満月の夜、夕子は出現した超獣・ルナチクスに異常な執着を見せていた。そして、夕子は自分の正体を北斗に明かし、最後の戦いに挑むのだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ルナチクスが現れる

1972年10月13日は『ウルトラマンA』第28話「さようなら夕子よ、月の妹よ」が放送された日です。きれいな満月が街を照らす秋の夜、TACの専用車両であるパンサーに乗って、北斗は夕子とともにパトロールをしていた。すると、夕子は、月を見ると何者かに呼ばれたかのように、月に向かって駆けだしてしまう。夕子は、月から発せられるメッセージを受け取っているようだった。

その後、地殻変動計が異常を感知。超獣・ルナチクスが出現した。北斗はタックパンサーを走らせ、現場に向かうが、夕子は「もっと速く走れないの」と北斗を急かしてくる。一方、TACの隊員たちは、すでにルナチクスとの戦いを開始していた。ルナチクスは自らの眼球をミサイルのように飛ばし攻撃。隊員たちは撃墜されてしまうものの、竜隊長の攻撃が命中し、ルナチクスは地中に逃げていく。

ルナチクスは、地球の地殻の下にあるマグマの中に潜んでいた。現場に到着した北斗たちであったが、夕子はルナチクスが姿を消しているのにもかかわらず、ウルトラマンAに変身しようと言ってくる。夕子によると、ルナチクスは1年に1度、10月の満月の夜に地球の中心から出現するらしい。そして、このままでは地球は水も空気もない、月のような星になってしまうのだと言う。
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