あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月15日」(2018年)。
ミオによって、ガス状のルーゴサイトを怪獣クリスタルに封じ込めることに成功した。だが、怪獣クリスタルを異次元に投棄し、地球の滅亡を回避しようとするミオに対し、それでは根本的な解決にならないと考えるアイゼンテック社の社長・美剣サキは、グルジオレギーナに変身。怪獣クリスタルを奪った。しかし、ルーゴサイトの怪獣クリスタルはサキのルーブジャイロを使用し、怪獣として実体化してしまう。
ルーゴサイトが実体化する
一方、グルジオレギーナに敗北し、気を失っていたカツミとイサミは、ウシオとアサヒに助けられ、車で綾香市のはずれに運ばれていた。目を覚ましたカツミたちは交戦する2体の怪獣を見つけ、変身しようとするが、変身アイテムのルーブジャイロをウシオに取り上げられていた。
それは、息子を守りたいというウシオとミオの親心だった。すると、車のカーナビにミオからメッセージが届く。どうやらミオには、地球を救うための策があるらしい。しかし、突如地面を這う複数の光が現れ、一点に向かって走る。それが、以前サキから聞いたレイエネルギーだと理解するイサミ。ルーゴサイトを倒すため、地球を爆破するというサキの作戦がもうすぐ始まろうとしていたのだ。
カツミとイサミは、このままでは綾香市の人々も犠牲になってしまうとウシオを説得する。すると、アサヒがサキを助けるため、現場に向かおうとした。アサヒの代わりに、自分たちが向かうと言うカツミとイサミ。息子たちの決意を知ったウシオは、カツミたちを車に乗せて戦いの現場であるアイゼンタワーに向かう。そして、ルーブジャイロを返すと、戦いに挑む息子たちを送り出したのだった。