8月9日 ウルトラマンレオ バットンによって人間が吸血鬼に!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月9日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月9日」(1974年)。
バットンと戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ
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1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和を守る。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

謎のこうもりの大群が出現。MACはそれを撃退するが、その生き残りは少女の姿になり、山口百子の家に潜伏する。その後、人間が吸血鬼になる事件が発生した。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

こうもりの大群が現れる

1974年8月9日は『ウルトラマンレオ』第18話「見よ!ウルトラ怪奇シリーズ 吸血鬼!こうもり少女」が放送された日です。気温が低下する異常現象が発生。それは、東京の上空にフィルターのようなものが形成されていたからだった。ダンはMACの戦闘機で隊員たちに調査をさせると、フィルターの正体は大量のこうもりであることが判明。ゲンたちはそのコウモリを撃退し、気温低下の事件はひとまず解決した。

一方、百子と梅田兄妹は、帰宅中にうめき声のような音を聞く。そこには、ひとりの少女が倒れていた。少女は、悪い人に追われているため、人を呼ばないでほしいと言う。すると、百子は、少女を自宅に連れて帰った。百子の家で看病される少女だったが、トオルは少女に不信感を抱く。少女が火傷を負っていたため、ゲンたちによって焼かれて落ちた大量のこうもりと、なにか関係があると考えたのだ。しかし、百子はトオルの言うことを信じようとせず、少女を看病する。

その後、トオルの予感は的中。この少女は、生き残ったこうもりが変身した吸血鬼だったのだ。そして、翌日の夜から、人びとが吸血鬼に襲われるようになり、それは噂となって広まった。さらに、「吸血鬼に襲われた者は、吸血鬼になる」と言われ、吸血鬼と噂された人が襲撃される事件まで発生してしまう。
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