あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月9日」(1974年)。
謎のこうもりの大群が出現。MACはそれを撃退するが、その生き残りは少女の姿になり、山口百子の家に潜伏する。その後、人間が吸血鬼になる事件が発生した。
こうもりの大群が現れる
一方、百子と梅田兄妹は、帰宅中にうめき声のような音を聞く。そこには、ひとりの少女が倒れていた。少女は、悪い人に追われているため、人を呼ばないでほしいと言う。すると、百子は、少女を自宅に連れて帰った。百子の家で看病される少女だったが、トオルは少女に不信感を抱く。少女が火傷を負っていたため、ゲンたちによって焼かれて落ちた大量のこうもりと、なにか関係があると考えたのだ。しかし、百子はトオルの言うことを信じようとせず、少女を看病する。
その後、トオルの予感は的中。この少女は、生き残ったこうもりが変身した吸血鬼だったのだ。そして、翌日の夜から、人びとが吸血鬼に襲われるようになり、それは噂となって広まった。さらに、「吸血鬼に襲われた者は、吸血鬼になる」と言われ、吸血鬼と噂された人が襲撃される事件まで発生してしまう。