ここがすごいぞ! 『キングオージャー』 猛暑に見舞われた5王国! チキュー破壊計画とは何か?
スキマ時間で読む! 『王様戦隊キングオージャー』ストーリーと見どころポイント【第24話】
2023.08.13
チキュー破壊計画を遂行するザリガジーム
戴冠式を終えて、ギラは正式にシュゴッダムの王となったのです。
シュゴッダムには明るい未来が訪れるはずでしたが、地帝国バグナラクの王、デズナラク8世はいまだ健在、虎視眈々とチキューの破壊計画を練っていました。
ザリガジームを地底深くに泳がせ、地上とチキューの核であるマグマを直結させようというのです。
早くも任務を遂行していたザリガジームによって、所々でマグマが噴出し、ゴッカンの雪も溶け始めたではありませんか!
宰相カメジムは、バグナラクの目的はチキューの支配であり、破壊しては意味がないとデズナラク8世に具申しますが、怒り心頭のデズナラク8世は聞く耳を持たず、カメジムを締め上げ投げ飛ばす始末。
この計画を盗み聞きしていたゲロウジームの報告を聞きつけやってきたジェラミー・ブラシエリは、地上が真夏以上の暑さとなったのはお前のせいかとデズナラク8世に詰め寄ります。
デズナラク8世の計画はこうです。
巨大化したデズナラク8世自らチキューの核に入り込み、チキューを内側から壊そうというのです。
デズナラク8世はジェラミーを無視し、下等生物どもは皆殺しだと、計画をやめようとしません。
だだっ子を止めるのは年長者の務めとばかり、ジェラミーは王鎧武装、スパイダークモノスに変身してデズナラク8世に挑みます。
戦いながらも説得を試みるスパイダークモノスでしたが、デズナラク8世はまったく言うことを聞きません。
そしてスパイダークモノスの銃口がデズナラク8世の眼前に、デズナラク8世の触手がクモノスの眼前に突きつけられたそのとき、スパイダークモノスはやはり話し合おうと変身解除したのでした。
果たしてスパイダークモノス=ジェラミーに勝算はあるのでしょうか?
猛暑に見舞われた5王国
ギラの王としての未熟さにつけこんで、ここぞとばかりに自国の利益を得ようとしていたのです。
ただでさえ猛暑で疲労しているところに、頼みごとをされるギラもヘトヘトです。
それにも増して、各国の民たちは暑さで困憊しているのもまた事実。シュゴッダムのブーンも王となったギラに遊んでもらえず、しょんぼりしています。
ここは一計を講じるべきと、ヤンマはシュゴッダムで祭りをやろうと提案しました。
人は楽しみがなければ生きてはいけません。不満は発散させないといつか爆発することでしょう。
ここはブーンのためにもなるかと納得したギラは、5王国を巻き込んだチキュー祭りの開催を宣言しました。
早速、シュゴッダムの広場では屋台が立ち並び、ヤンマはサイバー射的屋を、カグラギは焼きそばの屋台を、リタはもっふんかき氷屋を開いて、民たちを喜ばせています。
そんななかギラは、邪悪の王としての振る舞いにこだわり、ブーンやコガネたちといっしょに遊ぶことに抵抗があるようです。
これではせっかく王となったギラから民の心が離れてしまうやもしれません。
そこでヒメノをはじめとする王たちは、王のあり方はそれぞれであり、自分の思うがままに振る舞えばよいとギラを諭すのでした。
こうして王たちの言葉を聞いたギラは、邪悪の王にこだわらず、民たちとともに戯れる以前のギラに戻ることになったのです。