高濱正伸先生がすすめる! 小学校入学前にするべき「おやくそく」

1年生になる前に知っておきたいこと〜高濱正伸の 毎日子育てガッツポーズ〜

わが家のおやくそくを 見直してみよう

しつけや教育方針は、個々の家庭によって違いがあります。それは親自身の‶哲学″であり‶決意″の表現でもあるからです。だから、これが正解というものはありません。

「自分がされてイヤなことは、お友だちにもしない!」「遅刻をしない」など「これは絶対に守ってほしい」ことを夫婦で決め、わが子にしっかり伝えていくことは大切です。

何でも安心して話ができる 雰囲気作り

学校から帰宅するなり「今日は何があった?」と矢継ぎ早に質問を浴びせたり、「A君にイジメられて……」とボソッとつぶやいた‶イジメ″というワードに過敏になって「先生に電話する」などと、おおごとにされたりすると、子どもは萎縮して、口を閉ざしてしまいます。

まずは「ただいま」の声をしっかり聞くこと。あれ? ちょっと元気がないな、と感じたときは「おかえり!」とギュッと抱きしめてあげてください。ホッとして、ゆっくり話を始めるでしょう。
おやくそくえほん
はじめての「よのなかルールブック」より
「メシが食える大人」になるための土台として小学校入学前に身につけたい42の習慣を「おやくそく」として紹介!

おすすめの絵本

おやくそくえほん
はじめての『よのなかルールブック』

監修●高濱正伸(花まる学習会代表)
絵●林ユミ
発行●日本図書センター
定価●1430円

環境や考えの違いを まず「肯定」して受けとめる

小学校という新しい環境、先生、年齢も価値観も違うママ友……すべてを‶まるっ″と受けとめることから入ると、自分自身が「違う」ことで苦しんだり悩んだりしなくてすむでしょう。

「否定」から始めてしまうと、なかなか前に進めず、世界を閉ざしてしまうものです。

学校は 「心の免疫」をつけに行くところ

子どもたちは、関わる世界が広がるほどに、どうしようもない「理不尽さ」を知るようになります。ルールを守らない、ウソをつく、悪口ばかり言う……。

「どうして!?」と思うことが日常茶飯事に起きるなか、世の中は‶いい人″ばかりではないことを知るのです。しかし、その理不尽さに文句ばかり言っていても、物事が解決しないということも身をもって学んでいくもの。

「知識」はオンラインでも得ることができますが、いろんなことが起きる人間社会をたくましく生きていく経験は、集団生活でしか培うことができないのです。

おすすめの絵本

メシが食える大人になる!
もっとよのなかルールブック

監修●高濱正伸(花まる学習会代表)
絵●林ユミ
発行●日本図書センター
定価●1430円
撮影/嶋田礼奈(本社写真部) 取材・文/天利久美
24 件
たかはま まさのぶ

高濱 正伸

花まる学習会代表

花まる学習会 代表 1959年生まれ。熊本県出身。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。 1993年に「作文」「読書」...