2024年大河ドラマ『光る君へ』町田啓太さん演じる大納言公任の百人一首とは?
「5文字で表す百人一首」その4・大納言公任編
2023.11.11
次々情報が解禁され期待が膨らむ中、Ane♡ひめ.netでは、紫式部をはじめ主要キャストが詠んだ歌を書籍『5文字で百人一首』からご紹介します!
この書籍は、百人一首をくすりと笑える現代風の「5文字」にしてみたもの。ゆるく楽しく学べる新たな百人一首の教養本になっているので、和歌がはじめての方にもおすすめの一冊です。
今回は、町田啓太さん演じる大納言公任(藤原公任)の歌をご紹介!
百人一首 第55首
名こそ流れて なほ聞こえけれ
大納言公任
5文字で表すと?
訳と解説
その名声は流れ伝わって今でも聞こえてくるよ
京都の嵯峨の大覚寺というところにみんなで行ったときに、滝を見て詠んだ歌。
その滝の流れはもう止まっていて、音も聞こえてこないけれど、その評判は世間を流れて今でも聞こえてくるよと。
「音」は、耳で聞く音のほかに、評判・噂という意味があります。「音に聞く」で「噂に聞いた」といった意味になります。この歌を通して、さらに1000年ほど経った今でも、私たちは滝の「音」を聞くことができます。
後半、「な」が4回出てくるところもおもしろい歌です。
NHK大河ドラマ『光る君へ』は2024年1月より放送予定です!