こんな魚、存在しない──写真を見たさかなクンの違和感 

【第4回】絵本『あちちち地球とだいじなやくそく!』発売記念! 国連広報センター所長・根本かおるさん×さかなクン スペシャル対談!

根本かおるさんとさかなクン
根本かおるさん(写真手前)とさかなクン(写真中央)
撮影/日下部真紀
温暖化について考える絵本 『あちちち地球とだいじなやくそく! ~ニコとサクの大冒険~』発売記念として、国連広報センター所長・根本かおるさんと海のスペシャリスト・さかなクンのスペシャル対談が実現。地球温暖化をめぐるさまざまな課題や子どもたちの未来について語ります。

AIに聞けば、もっともらしい答えがすぐに返ってくる。写真も映像も言葉も、本物と見分けがつかないほど精巧に作られるようになりました。そんな時代に、私たちはなにを信じ、なにを手がかりに考えればいいのでしょうか。

気候変動をめぐっても、対策に反対する意見や断定的な言葉があふれています。これから知識を吸収していく子どもたちにとって、「だれかが言ったことをそのまま信じてしまう」環境は、決して小さくない問題です。

絵本『あちちち地球とだいじなやくそく!』では、主人公のニコが旅のなかで、「自分は悪者なのか」「本当は何が起きているのか」という疑問を持ち続けます。答えはすぐに与えられず、自分の目で見て、立ち止まり、考える物語です。

最終回は、フェイクが入り混じる時代に、どう疑い、どう向き合えばいいのか。そのヒントを、二人の対話から探っていきます。
──気候変動対策を阻む要因のひとつに、「フェイクニュース」があります。AIでなんでも作れるようになりつつある今、私たちはなにを信じればいいのでしょうか?

根本さん:気候変動や地球温暖化は「自然のサイクルだから大したことではない」と、対策を遅らせるような情報が流れています。これは日本だけでなく、世界的に大きな流れになっています。

だからこそ私たちは、正しい情報、信頼できる情報で自分を守らなければなりません。もし、みんなが「対策をとらなくてもいい」と思ってしまったら、気候変動のたがが外れ、急激に進んでしまいます。

そうなると、第1回第2回ででお話ししたように、海面上昇で国がなくなったり、「食」が脅かされたりして、未来が続かなくなってしまうんです。
あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクの大冒険
『あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクの大冒険』
発売日:2026年2月24日
定価:1870円(税込)
真実を見極めるために大事なこととは?

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