チンアナゴの名前の由来は犬だった!? 「とってもふしぎ! おどろきのいきもの」

水族館の人気者、チンアナゴ 3つの驚きポイントを紹介!

動物学者:今泉 忠明

世界には、とっても不思議な生き物がたくさん! 動物学者の今泉忠明先生に、生き物の驚きの特徴や習性を教えてもらいました。

今回は、チンアナゴ! 40cmの長い体など、不思議でびっくりな特徴をお届けします。

チンアナゴってどんな生き物?

・砂地に穴を掘って、体のほとんどを埋めたまま、暮らしています
・とても怖がりな性格です
・プランクトンを食べます
・犬の「ちん」に顔が似ているから、チンアナゴと名付けられました

全長:40cmくらい
原産地:大西洋西部から、インド洋にかけて

【驚きポイント①】 ほとんどの時間 砂の中に埋まったまま!

写真/PIXTA
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体はヘビのように長く、眠る時は頭まで全部、砂に潜ってしまいます。

とっても臆病なので、すぐに砂穴に身を隠します。全身を砂穴から出すことは、めったにありません。

【驚きポイント②】 みんなで 同じ方向を向いていることが多い

写真/PIXTA
プランクトンを食べるために、水が流れてくる方向に、顔を向けています。

【驚きポイント③】 よく けんかをする!

写真/PIXTA
プランクトンを食べるために顔を出す場所の取り合いで、けんかをすることもあります。口を大きく開けて、威嚇しあいます。

また、夢中でプランクトンを食べている間に、体が絡まってしまうことも!
不思議な見た目や技を持った生き物は、他にもいっぱい!

ぜひ、動物園に観察に行ってみてください。

監修/今泉忠明 イラスト/下間文恵 構成/富岡ゆかこ

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いまいずみ ただあき

今泉 忠明

Imaizumi Tadaaki
動物学者 日本動物科学研究所 所長

1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)をはじめ、著書、監修書多数。『MOVEまぼろしの生きもの』『MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの』『MOVE危険生物 超クイズ図鑑』監修など。

1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)をはじめ、著書、監修書多数。『MOVEまぼろしの生きもの』『MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの』『MOVE危険生物 超クイズ図鑑』監修など。