動物を家に迎える前には、動物の特徴や必要なものを、しっかり調べることが大切です。動物学者の今泉忠明先生に、生きものの特徴や習性を教えてもらいました。
今回はハリネズミ! お掃除やえさなど、注意するポイントをお届けします。
ハリネズミ(ヨツユビハリネズミ)ってどんな生きもの?
・頭と背中に針がいっぱい
・ネズミという名前だけど、モグラの仲間
・夜に活動する夜行性
・まんまるになって、身を守る
体長:20cmくらい
体重:300~600グラム
ご機嫌なときは 抱っこもできる!
匂いで人やものを判断するので、お世話する人の匂いを覚えさせるとお世話しやすくなります。
針が寝ているときならば、抱っこも可能。ただし、抱っこしているときに突然針を立てることもあるので、びっくりして落とさないように注意してください。
準備するもの
・ケージ:できるだけ床が広く使えるサイズがおすすめ。
・水入れ:ボトルタイプを取り付けて、いつでも水を飲めるようにしておきましょう。
・寝床:身を隠せる場所があると、安心します。
・えさ入れ:ひっくり返さないように、重みのある素材がおすすめ。
・床材:糞やおしっこを決まった場所でできないので、専用の床材を必ず敷いておきましょう。
・革手袋:針を通さない手袋があれば、お掃除のときなどにかかえやすいです。
さっそくお世話してみよう
注意すること
・夜行性だから、朝は寝ている時間。お世話は夕方から夜にしましょう。
・一日中くらい場所に置くと、体調を崩してしまうので、注意しましょう。
・昆虫も食べるけれど、外で拾ってきた虫はあげないで!
・警戒心が強いので、家にお迎えして数日はそっとしておきましょう。
ぜひ、調べてみてください。
※このページのハリネズミは全て、「ヨツユビハリネズミ」を示します。
今泉 忠明
1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)をはじめ、著書、監修書多数。『MOVEまぼろしの生きもの』『MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの』『MOVE危険生物 超クイズ図鑑』監修など。
1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)をはじめ、著書、監修書多数。『MOVEまぼろしの生きもの』『MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの』『MOVE危険生物 超クイズ図鑑』監修など。