「異世界転生」は王道ファンタジー?

青い鳥文庫の新シリーズを『クレヨン王国』を愛する編集者が読みました!

青い鳥文庫編集部

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青い鳥文庫で新たに「推し!」ファンタジーフェアがスタートしました!

『コロボックル物語』 『黒魔女さんが通る!!』 『妖界ナビ・ルナ』 『クレヨン王国』 『霧のむこうのふしぎな町』……

このタイトルの数々を見て、思い浮かぶ言葉はなんでしょうか?

ある日おどろくような存在や魔法に出会ったり、自分が運命の子であることを知ったり、不思議な世界に旅立ったり……

青い鳥文庫はこれまでずっと、子どもたちに、王道のファンタジーを届けつづけてきました。

そして2026年、新たなファンタジーが3つ、3か月連続で発売となります。
記念すべき第1弾をかざっているのは『悪役なんて、ごめんです!』

タイトルでピンときた方もいるかもしれません。

そう、このお話は、青い鳥文庫初の「異世界転生」ファンタジーなのです。
月白ナナコ/作 おにぎりもちゃこ/絵

どうして今、児童書に「異世界転生」なのか?

今や数えきれないほどのヒット作品が生まれている「異世界転生」もの。

しかし、児童書として読んだことのある人は少ないのではないでしょうか?

この記事を書いている筆者(青い鳥文庫宣伝担当)も、『悪役なんて、ごめんです!』ではじめてこのジャンルに触れました。

〈あらすじ〉

わたし、紫藤(しとう)ルリカ。モットーは、人生ふつうに、平和に生きたい。

でも中学生になる少し前、ある日わたしは、ここが前世ですきだった少女マンガ【きらゆめ】の世界で、そのなかの登場人物になっていることに気づいたの。

これって物語の世界に「転生」してるってこと!?

しかもこの世界のわたしは、大量の魔力を持ち、やがて魔法学園を支配する──「史上最強の悪役」!!? 

悪のボスなんてぜったいイヤ! 人生ふつうに、そして平和に生きるため、わたしはわたしの運命を変えてみせるんだから~~っ!

ドキドキ★ハラハラの魔法学校へようこそ!? マジカル×ミラクル異世界転生ストーリー!

物語がはじまってわりとすぐに、主人公のルリカは自分が「転生」していることに気づきます。

そこから物語がはじまってゆくのですが……

この感覚、知ってる──。

読んで最初に感じたのは、「新しさ」もありながらも、王道のファンタジーを読む「安心感」でした。
この感じ、なんか知ってる……!
そもそも「異世界転生」ってどういうことなのか……?

「あくごめ」(『悪役なんて、ごめんです!』の略)の特設サイトではこんなふうに解説されています。
▼ 「異世界転生」って?

現実とは別の世界(マンガやアニメ、ゲームの世界など)に生まれ変わって、その世界のキャラクターとして新しい人生を送るストーリー設定のこと。

『悪役なんて、ごめんです!』主人公のルリカも、【きらゆめ】の世界に「異世界転生」しているよ!
読んですっと納得できたのは、「異世界転生」というのはむずかしい設定などではなく、

青い鳥文庫を通してずっと親しんできた名作ファンタジーと同じ、

「不思議な世界」への入り口であり、「新しい冒険」のはじまりなのだ、ということでした。

「異世界転生」の主人公はがんばる? がんばらない?

これまでの児童文学・ファンタジーでは、多くのお話が

・日常のなかで不思議なことが起こり、主人公もその存在を受け入れていく

・不思議な世界にいくけれど、最後には帰ってくる

という特徴をもっていることが多かったかもしれません。

その点「あくごめ」では、主人公のルリカは「転生」をしています。

今のところ「前世」、つまり生まれ変わる前にくらしていた世界の記憶はあるけれど、その世界が転生したルリカの物語に大きくかかわってくることはありません。

また、前世の世界に帰る、というよりも、今のルリカは生まれ変わった新しい場所でどう幸せに生きていくか、ということを大切にしていました。
「行って帰ってくる」ファンタジーの大名作『クレヨン王国の十二か月』(福永令三/作)
伝説的映画「千と千尋の神隠し」にも影響を与えたといわれるファンタジー永遠の名作『霧のむこうのふしぎな町』(柏葉幸子/作)
行ったまま帰ってくることがない、というお話を知ると、大人はつい、それでいいのだろうか…… などと考えてしまうことも。

でもそんな不安は「あくごめ」を読めばきっとなくなります。

ルリカは前世で大好きだった漫画【きらゆめ】の世界に生まれ変わることになりますが、その世界はけっして、夢のような、きらきらしているだけの世界ではありません

新しい世界で友だちに出会い、クラスメイトや気になる先輩と全力で向き合い、今いる世界をよくしていこうとがんばるルリカの姿からは、読んだ子どもたちの感想からも

「はげまされた」 「勇気をもらった」という言葉がたくさん届いていました。

異世界に転生することはあくまでひとつのきっかけであり、転生した世界でどう生きていくか、成長していくかを見守ることも、この物語を読むだいごみなのかもしれません。
和やかにお兄ちゃんと話すルリカ。転生して強い魔力をもっても、それにたよらず、家族や友だちを大切にし、できるだけ平和に生きてゆこうとする姿も印象的。

もちろん、ファンタジーならではのわくわくも!

もちろん、ファンタジーならではの特別なこともたくさん起こります!

魔法学校、指輪、呪文、主人公におそいかかる陰謀……!

物語はまだはじまったばかりですが、ファンタジー好きならきっとだれもがときめくこのキーワードたち。

気づけば【きらゆめ】の世界にルリカといっしょに入りこみ、ページをめくる手がとまりませんでした。
魔法の力で大岩を浮かす……!?
それから「あくごめ」の大きな魅力のひとつが、個性豊かな登場人物たち

主人公のルリカはもちろん、ルリカをとりまく明るくかわいい友人たち、格好いいけれどくせのある「色つき男子」とよばれる男子たち、謎につつまれた先輩……

読者の子どもたちの感想のなかにもかならず、好きなキャラクターのことが書かれていました。

応援できる、もっと知りたいと思えるキャラがいると、ファンタジーの世界はぐっと身近に、そして豊かになっていくのだなと実感しました。
かわいく親しみやすい挿絵は、おにぎりもちゃこ先生によるもの。
新しさもありながら、上質なファンタジーの魅力も存分につめこまれた物語だと、長くファンタジーをお届けしてきた青い鳥文庫編集部が自信をもっておすすめします!

ぜひ大人も子どもも、「あくごめ」ワールドに足をふみいれてみてください!
編集部が「あくごめ」の魅力をアツく語っています……!

【新シリーズ開幕】悪役なんて、ごめんです!(1)新シリーズが青い鳥文庫にて5月スタート!

4章までためし読みも

青い鳥文庫の「推し!」ファンタジーフェア 第2弾、第3弾もお楽しみに……!

『悪役なんて、ごめんです!』からスタートした、青い鳥文庫の「推し!」ファンタジーフェア。

まだまだつづきます!

第2弾は『ミュージアム・ゲーム1  〜三種の神器争奪戦!〜』(あんのまる/作、灰色ルト/絵)

第3弾は『いきなりお姫さまになっちゃいました!? ~溺愛度500%の異世界アンソロジー~』(琴子、*あいら*​、柚子れもん、羽央えり/作、雪丸ぬん/絵)

この夏は青い鳥文庫の新・ファンタジーで、あなたもふしぎな世界へ……!
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