もし、シェイクスピアがスター・ウォーズを書いたら 帝国、逆襲す

訳:河合 祥一郎   作:イアン・ドースチャー   原作:ウィリアム・シェイクスピア   原作:ジョージ・ルーカス  

発売日 2015/12/17
価格 定価:本体1,500円(税別)
ISBN-13 9784062196437
判型 四六
ページ数 176ページ

スター・ウォーズは、シェイクスピア時代に上演していた!?名セリフをすべて古韻文で再現し、AT-ATたちとワンパはセリフを与えられ、ヨーダはふりふりの襟をつけて5-7-5の俳句を詠み、ベイダーとルークの親子対決は美しくドラマチックなポエムに!?ニューヨークタイムズベストセラーが待望の日本語訳で登場!


スター・ウォーズは、シェイクスピア時代に上演していた!?AT-ATたちとワンパはセリフを与えられ、ヨーダはふりふりの襟をつけて俳句を詠み、ベイダーとルークの親子対決は美しくドラマチックなポエムに!?ニューヨークタイムズベストセラーが待望の日本語訳で登場!
第一幕 第一場
ワンパ そこで、私はただのワンパとご承知置き願います。
     怒ってみせるのは好きではございません。
     この若者の顔を力いっぱいひっぱたきは致します。
     が、それもただ、食事をするためでしかございません。
第二幕 第二場
AT-AT1 だけど、俺たちを手伝えと誰に命じられた?
AT-AT3 ーピエットだ。
叛乱軍とその小さな基地をぶっつぶすべく
俺をおまえらのところへよこしたのはピエットだ。
第三幕 第六場
フェット 了解。[傍白]史上最大の暗黒界のシス卿が自ら見つけられないやつらを見つけるべく選んだのが俺様だ。だが、俺は何者か。ここにいるほかの連中と違わぬ賞金稼ぎか? いや、それ以上だ。俺は、天下のボバ・フェットだぜ。最悪にして最強。銀河一の恐ろしいハンターさ。
第三幕 第七場
ヨーダ わしを見よ 物の大小 無関係
     このわしは フォースを使いて 強大だ
     生あれば フォースがわしらを 結びたり
     肉体を 超えるフォースを 感ずべし
     そこらじゅう 木にも岩にも フォースあり
     あの船と 大地の間(ま)にも フォースかな
第四幕 第三場
アグノート1 そら、パスだ!
アグノート2 やれ、よこせ!
アグノート3 俺たちゃ働くアグノート!
アグノート2 そら、頭!
アグノート3 胸、よこせ!
アグノート1 せっせと働き、チェックメート!
アグノート3 ドロイドめ!
アグノート1 捕まえた!
第五幕 第一場
レイア姫 [歌う]彼は五尋海の底 氷の墓のなか
       命はあれども 引き裂かれ 悲運の恋の仲
      歌え、ロシュア、ロシュア、ロシュア
第五幕 第三場
ベイダー卿 ーいや、私こそ、そなたの父親だ。

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角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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