山の学校 キツネのとしょいいん

作:葦原 かも   絵:高橋 和枝  

発売日 2024/11/20
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN-13 9784065360583
判型 A5
ページ数 96ページ

としょいいんは、かし出しカードについているバーコードを、ピッとよみとります。ある日キツネの子が、その、ことりの声みたいな「ピッ」をやってみたいとやってきて・・山のふもとの全校生徒18人のえのき小学校のししょのかえでさんと子どもたちとキツネのリン君の心温まるお話。高橋和枝さんのかわいい挿絵が全見開きに。

皆様のレビュー/どんなお願い?と聞いたら「ピッ、ピッ」をやってみたいんですって!その音が、お友達のことりちゃんの声に似てるので、大好きなんだって。全校生徒18人の「えのき小学校」の生徒たちと、キツネのリンちゃんは仲良しに。可愛いリンちゃん、またいつか会いたいな。/とってもステキでかわいらしいお話。窓から耳だけ、手だけだしている絵のたくみさ、そしてちゃんと手足をふいてもらって中に入るところの丁寧さ、子どもたち、先生たちの心豊かさにしびれました!最後の流れに大満足。高橋さんのイラストの素晴らしさといったら!/絵本から童話に移行する子どもたちにとってもオススメ。図書館を使う子どもたちが「わかる!わかる!」と情景を浮かべられる内容。/心がホカホカしてくる物語。/読み聞かせをしてあげたい本に出会う事ができた。/イラストもお話の世界を一層味わい深いものに。/心が温かくなる。かえでさんのように優しい司書になりたい。/この秋 図書館の人気をひとり占めしそう。各館1冊では争奪戦必至ですね/春になったらまたくるわ~こんなに楽しみな冬越えがあっただろうか/読みやすい分量ながら、続きはどうなるんだろう?と思わせる展開。読書の入り口に立った小学生の子に、絵本から本格的な活字のよみものへの橋渡しとして手渡したくなる。この本が多くの子の読書の扉を開いてくれますように。/こんな図書館にしたいなあ。/図書館の魅力が存分に。みんな図書館に行きたくなるだろうなと思う。/子どもたちとリンくんが再会したとき、それぞれの図書館で勉強したことを教え合えることが出来たらとても楽しい時間になるでしょう。/小学校低学年に。読みやすくて、本や図書室にも親しみがもてる良書。大人が読んでも癒されます。続編もあるといいな。/司書さんも、図書委員の子もかわいくステキ。優しい気持ちにしてくれる。/やさしさとあたたかさが絵柄にも文章にも。ただかわいい、やさしい気持ちになる、というだけではなく、豊かなつながりが絆を生み、いい循環を生み出していくことを教えてくれる/あるべき姿に戻っていくところがよかった。/穏やかで温かさに満ちていて素敵。絵もかわいく癒された。短い中にも出会いと別れがあって、でもこれからも仲良しで続いていくんだなと思わせる/図書委員になりたい子の中には、結構な割合で「ピッ」てしたいのが理由…という子が居ますよ。このキツネちゃんはピッの音が小鳥に似ているからなんて!そんな事、考えたことなかったよ。

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角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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