【中学受験】「人体」「昆虫」理科に強くなる学習漫画 難関中合格中受ママ推薦の3選

【理科編】『はたらく細胞』『昆虫世界のサバイバル』『医学のひみつ』

教育ジャーナリスト:佐野 倫子

2.『科学漫画サバイバルシリーズ』

『昆虫世界のサバイバル1【改訂版】』著:洪在徹、イラスト:もとじろう、監修:小野展嗣(朝日新聞出版社)
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【作品紹介】
次々と襲い掛かってくるピンチに、子どもたちが勇気と知恵で立ち向かっていくシリーズ。生き物や人体、宇宙、地球、自然災害など科学にまつわるさまざまなテーマが取り上げられており、スリリングなストーリーと共に、事象への理解が深まる。

【おすすめポイント】
科学漫画サバイバルシリーズは、韓国で生まれ、翻訳されて世界中で読まれています。作者の方が、大学で生物学をやっていてかつ編集者というハイブリッドの方。作品にエンタメ性があるのがヒットした理由かと思います。

『昆虫世界のサバイバル』は、登場人物たちが小さくなって“昆虫世界”の世界に入り込んでいく視点で描かれています。低学年の子どもも没入しやすく、昆虫が食べているシーンなどで、「この昆虫の口はこんなふうになっているのか」と、目で見て分かる。まるで映像を見るように昆虫の世界を覗けるんです。

中学受験の理科は、科学や生物、物理、地学と4つの分野から出題されます。苦手なジャンルを勉強だけで埋めていくのは、子どもにとってかなり大変な作業。ですから、お子さんが苦手なところや、知識が薄いなと感じるジャンルを、このサバイバルシリーズでフォローしましょう。

理科は大まかな流れを理解していることが強みになる科目ですから、このシリーズを子どもがいつでも手に取って読めるところに並べておいてあげるという環境づくりをお勧めします!

刊行は50年以上前!『新ひみつシリーズ』

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