
最新ランドセルは“かぶせ“なし 新1年生の使いやすさを最優先した《新デザイン》とは?〔2026年度入学モデル〕徹底取材
最旬!ラン活2026 #1〜次世代デザイン編〜
2025.04.26
ライター:遠藤 るりこ
大きく開いて ランドセルの横から出し入れが可能
2024年に発売以降、「横からも荷物が出せる!」「毎日の支度がラクになった」と話題の、軽・開ランドセル「パッかる」(全6色、24,200円・税込)。一見すると、普通のナイロン製通学リュックに見えるのですが……。

新1年生が扱いやすいランドセルを追求した結果、「軽さ」に加えて、「支度のしやすさ」に着目。
ファスナーの位置によって開閉が自由自在のフルオープン構造なので、上からも横からも出し入れが可能。ロッカーに置いたまま、棚に置いたままでもすぐに荷物を出し入れできます。

「自分の荷物の管理が上手くできない子どもたちが支度でつまずかないように、出し入れのしやすさに配慮しました。
コンセプトは『カブセがないから パッと出し入れ軽々お仕度』。通学と支度をもっとスムーズ&軽快にという想いをこめています。新1年生だけでなく、買い替えを考えているご家族にも検討していただいております」(プラス・佐久間智子さん)
ランドセルとリュックサックのいいとこどりをしたデザインなうえ、薄く折りたたむこともできるのが驚きです。
「ファスナーを全て開いて折りたためばフラットになるので、省スペースな点も喜ばれているんです」(プラス・佐久間さん)

近未来を連想させる曲線デザイン
ランドセルの抱える課題を考えるなかで、いっそ「かぶせ」を取ってしまったらどうかという発想から生まれたという「ミライロ アラベスク(全3色、55,000円・税込)」(トップバリュ)。
「こだわったのは、ランドセルのフォルムは残しつつも、ミニマルで近未来的な美しい曲線デザイン。ファスナーで開閉するため、従来のランドセルとは全く異なる機能性を持っています」(イオンリテール・山下琳さん)

デザインのインパクトはさることながら、軽くて丈夫な点や、背あてに重さを分散させるY字クッション、体に沿うように考えられた立体型肩ベルトなど、フィット感と通気性を考慮したこだわりも。
「お子さんのイメージするランドセルのカタチとは少し違うので、ラン活中の親子には驚かれます。個性・多様性が尊重されるこれからの時代、多くのお子さんたちがもっと自由に、自分らしいランドセルを選んでいってほしいです」(イオンリテール・山下さん)