2浪・偏差値30台の“落ちこぼれ“から医師に 𠮷岡秀人氏が明かす「子どものやりたいこと」を伸ばす親の姿勢

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𠮷岡先生:大前提として、世の中や人生は無数の複雑なファクターが絡んでできているので、ぼくたち人間はたとえ親であろうと子どものすべてを管理できるわけではない、という謙虚さをもつ必要があると思います。そのうえでぼくの経験から、3つのヒントがあります。

【親の見守り方①…ゆっくり見守る】

𠮷岡先生:子どものペースに合わせて、ゆっくり見守ることです。親は「早くしなさい」と子どもを急かしがちですが、そこはぐっとがまん。子どもと環境とのバランスや、才能や性質とのバランスが大切なので、自然にやりたい気持ちが生まれてくるのを待つことです。

医療が届きにくいアジアの国々では、子どもたちが手遅れなどで亡くなることが多いのです。そんなとき、親は「生きてさえいてくれればいい」と言います。それが究極の親の心でしょう。親があまりコントロールしようとすると、子どもの生きる力が弱くなってしまうのです。

──親が過度な期待や指図をする前に、立ち止まって見守りたいですね。

【親の見守り方②…「なるようにしかならない」と考える】

𠮷岡先生:占い師のように「将来どんな人生を歩むか」とわかっていれば、子どもにする方法もあるかもしれません。でも、子どもの将来は誰にもわかりませんよね。親の期待で一生懸命やらせても、結局はなるようにしかならない。

ぼくが子どものころにアフリカの子どもたちの様子を見たことがきっかけで医師になったのも、偶然ではなくて「なるようになった」のです。

『小児外科医 𠮷岡秀人物語 ボクが行かんと誰が行く』より
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𠮷岡先生:親は、「この子の才能に見合った人生が、なるようになっていくはず」と向き合うのが良いのではないかと思います。親の理想に近づけようとして子どもにいろいろすると、自分が苦しむだけ。強制された子どももつらいでしょう。

──そもそも子どもの人生ですものね。

𠮷岡先生:最終的には、子どもがその子らしい生き方をできたら、親は満足だと思いますよ。

【親の見守り方③…いろいろな機会を与える】

──子どもが「自分のやりたいこと」を見つけるにはどうしたらいいですか。

飽きてやめたこともムダにはならない
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