6月10日は「こどもの目の日」【2024年版】「子ども用メガネ」買い方・選び方最新事情 機能もデザインも劇的進化中!
国家資格所有の「メガネのマエストロ」が解説する「初めてのメガネ作り」#1
2024.06.10
6月10日「こどもの目の日」をご存知でしょうか? 6歳で、視力1.0を保つことを目標に、2023年日本眼科啓発会議によって定められた記念日です。
近頃は、スマートフォン、ゲーム機、パソコンを頻繁に使用することにより、子どもの視力低下が懸念されています。
視力を低下させないために、どのようなことが大切か、また初めてのメガネをつくる際の手順を、国内唯一のメガネの国家資格「眼鏡作製技能士」をもつ、「ビジョンメガネ 都島店」の店長である大石哲さんと、同社のマーケティングを担当する糸川さつきさんにお話を伺いました。
(全2回の1回目)
視力検査はいつごろから必要?
大石哲さん(以下、大石さん):一般的には、厚生労働省が義務付けている3歳児健診で、視力検査が受けられます。目の病気を早期に発見し治療するためにも、検診はとても大切です。
__コロナ禍以降、子どもの近視が増えていると聞きますが。
大石さん:デジタル端末が普及して、タブレットやパソコンを使用した授業が増えましたね。一点を長時間見ていると、眼に緊張を与え、疲労に繋がります。こうしたことが、視力低下の原因になっているのではないかといわれています。
私はお子さんたちに、1日のうち2時間は陽の当たる明るい場所で過ごすことをすすめています。眼をリラックスさせることで、疲れをやわらげることができるからです。
__子どもの視力がどの程度になったら、メガネを作ったほうが良いのでしょうか?
大石さん:一般的には、「0.3以上0.7未満」といわれていますが、必ず医師に従いメガネを使用してください。
初めて子どもがメガネをつくるときの手順は?
大石さん:学校の眼の検診で、視力検査B~D判定が出たときは、まずは眼科の受診をおすすめします。病院では処方箋を出してくれるので、それを持ってメガネ店へ。店舗では、アドバイスを受けながら、お子さんに合ったメガネを選んでください。
近頃は通販でメガネを購入される方も増えていますが、ちゃんとフィッティングをして、顔の形に合ったものを選ぶことはとても重要です。顔に合わないメガネを使用すると、眼の疲労やストレスの原因になります。