「週休3日制」4月から開始 休みが増えるとどう変わる? 子育て・介護・通院と仕事の両立は?

髙崎 順子

休む日を増やして、労働時間はそのまま

日本で、土・日を休む「週休2日制」が公的に導入されたのは1992年。それから33年経ち、この4月から東京都などが「週休3日制」を開始しました。

実は、兵庫県など5つの府県庁ではすでに導入済みで、それがさらに広がっているという状況です。

▲週休3日制で、子育てや介護・通院などのさまざまな事情と、仕事の両立がしやすくなる効果が見込まれている。  写真:アフロ
▲週休3日制で、子育てや介護・通院などのさまざまな事情と、仕事の両立がしやすくなる効果が見込まれている。  写真:アフロ
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また市町村でも、期間限定で試した群馬県前橋市(2023年)のような例があります。

「休みが1日増える」といっても、いま導入されている方法では、働く時間の長さは変わりません。始業と就業の時間を動かす「フレックスタイム制」を応用して、週の平日4日間の勤務時間を長くした分、1日を休みにする、というものです。

職員からは「子育てや介護など、家族に使える時間が増えた」とポジティブな声が上がるいっぽう、「1日の労働時間が長くなるので疲れる」などの反応も出ています。

1日の働く時間を増やさず、週休3日にする方法は?

休日が1日増えれば、自宅にいられる日が増えるので、ワークライフバランスをより柔軟に考えることができます。

ですが1日のうち職場にいる時間が長くなると、通勤時間も含めた「仕事用の時間」が増え、前後の自由時間が削られます。通勤日は文字どおり、「仕事だけ」で終わってしまうことも。

育児・介護に保育所やデイケアを利用している人には、平日の利用時間が長くなる、という影響も出てきます。

いちばん望ましいのは「1日の勤務時間を変えず、週休3日にする」こと。

とうてい無理なように思えますが、すでに週休3日を実現している民間企業もあります。

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