大ヒット絵本が受賞してきた絵本賞に「たべもの絵本」が続々! 今の子どもたちに“擬人化たべもの”が大ウケしているワケ
第8回「未来屋えほん大賞」で『ぎょうざが いなくなり さがしています』が大賞受賞
2024.09.05
最近、書店の絵本売り場に行くと、なんだかやけにおなかがすくって、知っていましたか? そこにあふれているのは、パンやハンバーグ、おにぎりやぎょうざといった、来たる食欲の秋にふさわしいたべものたちなのです。
たべものがテーマの絵本なんて、めずらしくもないですって?
いえいえ、表紙をよくみてください。たべものたちに表情があったり、手足がついていたり……。そう、たべものがまさに主人公として動き出す絵本であふれているのです。
過去の受賞作を見ると大ヒット絵本がズラリと並ぶ絵本賞でも、最新トップ10のなかに、こうした「たべもの絵本」がいくつもランクインし、ちょっとしたブームの状況なのです。
どうして、このタイプの「たべもの絵本」がウケるのか?
講談社で絵本を生み出している幼児図書編集チームが、勝手に考えてみました。