シリーズ最新刊発売記念! はやみねかおる『都会のトム&ソーヤ1』1巻丸ごとためし読みを公開

イラスト:にしけいこ
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シリーズの原点を楽しむ『都会のトム&ソーヤ1』を一冊丸ごと無料公開

「夢水清志郎」や「怪盗クイーン」シリーズなど、20年以上愛される作品を生み出し続けている、児童文学作家のはやみねかおるさん。2003年から続く人気シリーズ「都会のトム&ソーヤ」から待望の最新刊『都会のトム&ソーヤ22 ナイト列車で行こう!』が、2026年4月16日に発売されます。

最新刊の発売を記念して、2003年に刊行されたシリーズ第1巻『都会のトム&ソーヤ1』を期間限定で、一冊丸ごと公開します。期間中はどなた様でも無料で、期間中何回でも作品を読むことができます。

2003年に小・中学生だった方は、今や立派な社会人になっていることでしょう。学校の教室や図書館で、本作を読んでいたという方も多いと思います。

「懐かしい!」
「えっ、このシリーズまだ続いていたの!?」
「図書室で全然借りられなくて、いつも探してた!」
「創也かっこいい!!」

などなど、読み直すと懐かしいあのころの思い出もいっしょによみがえるはず! ひょっとしたら、甘酸っぱい初恋の思い出も……!?

一冊丸ごと読める機会は今だけ。初めてはやみね作品に触れるお子さまも、かつてはやみねファンだった大人のみなさまも、ぜひ読んでみてください。

【公開情報】
対象作品:『都会のトム&ソーヤ1』
期間:2026年4月10日〜5月10日23:59まで

フツーの中学生・内人とハイスペック御曹司・創也と出会いの物語

書影『都会のトム&ソーヤ1』作:はやみねかおる、絵:にしけいこ
『都会のトム&ソーヤ1』作:はやみねかおる、絵:にしけいこ

《あらすじ》
塾帰りの内人はある晩、路地裏で創也を見かけたが、通りを曲がったとたん、姿が消えた。それがすべての始まりで、創也の夢である究極のゲーム作りを、いっしょに追いかけることになる。

ふたりは、伝説的ゲーム『ルージュ・レーブ』を作ったとされる栗井栄太の痕跡を探す中で、下水道でのメッセージ、クイズ番組で連勝する怪しい出演者との闘いに巻き込まれてしまう。絶体絶命のピンチに陥ったとき、内人のサバイバル能力が目覚めるのだった!

《みどころ》

ギャップ萌え必至! クールな創也のウラの顔

このシリーズの主人公のひとり、竜王創也は、超巨大企業・竜王グループの御曹司です。「天才」と名高い彼ですが、親しい同級生はいません。なぜなら彼は、学校ではたいてい図書館で本を読んで過ごしており、教室にほとんどいないからです。もうひとりの主人公でクラスメイトの内藤内人も、まともに話をしたことがありませんでした。

だれも寄せつけないようなかべをつくっている。
それが、内人やクラスメイトの創也に対する印象だったのです。

ところが、ひょんなことから創也のヒミツの場所を知った内人は、創也の隠れた(隠していた?)面を発見していきます。町で見かけたことを話したときの、照れくさそうな顔。ゲームについて話したときの、不安そうな顔。そして意外にも熱いところ。

内人を通して知る創也のギャップは、人間味があふれていてとても魅力的! ぜひ内人といっしょに、創也のウラ面を探してみましょう。シリーズを追うごとに、2人の友情がどんどん深まっていくところも見逃せません。

「都会のトム&ソーヤ」シリーズの主人公、竜王創也(左)と内藤内人(右)。著:はやみねかおる、絵:にしけいこ
「都会のトム&ソーヤ」シリーズの主人公、竜王創也(左)と内藤内人(右)。著:はやみねかおる、絵:にしけいこ

全然フツーじゃない! 内人のサバイバル能力

物語の中で、内人と創也はたびたび困った状況に陥ります。暗闇の中で罠が仕掛けられたビルを進まなければいけなかったり、ある人物を探して下水道を探検したり。

いつも準備万端で安全、というワケではありません。例えば、暗闇を照らす灯りが欲しいけれど、懐中電灯という便利なものや、ライターやマッチを持っていないとします。あなたなら、どうしますか?(ちなみに「都会のトム&ソーヤ」シリーズの世界では、便利なスマホはまだ開発されていません。)

しかたがないので、暗闇の中を手探りで進むしかないと考える人が多いでしょう。ところが内人は、手持ちの物と周囲にある物を使って、目的の物を作りあげる「サバイバル能力」を持っていたのです!

その組み合わせで、あんな物ができちゃうんだ……と驚かされること間違いなし! 内人は自分では「フツー」だと言いますが、彼の「サバイバル能力」はフツーじゃないどころか、誰よりも優れたすばらしい能力です。そのおかげで、命拾いすることもしばしば。

冒険には、危険がつきものです。2人といっしょに「この場合、自分だったらどう行動するのか?」と考えながら物語を楽しむことができる。まさに本シリーズは、読者をドキドキわくわくの冒険に連れ出してくれる作品なのです。

現実世界で起きるちょっぴり怖い「ゲーム」

創也は、オリジナルゲームの制作をしています。プレイしたことがある内人は、「おもしろいよ!」と言いますが、「ダメだよ、こんなの」と創也は満足していない様子。

究極のゲームをつくりたいと、日々努力を重ねている創也。まだ将来なんて想像もつかない内人は、夢に向かって進む創也を「すごい!」と尊敬し、その夢を応援します。

ですが、ゲームはコンピューターの中で起きているものばかりではありません。2人は伝説のクリエイター「栗井栄太」を探す中で、さまざまな出来事に巻き込まれていきます。それは偶発的な出来事ではなく、誰かのゲームシナリオであることも……。

シリーズを通して、さまざまなクリエイターがゲームを仕掛けてきます。中には、命を落としかねない危険なものもあって……。ごくフツーの日常が、ちょっとしたキッカケでサバイバルフィールドになる。ひょっとしたら、本を読んでいる私たちにも起こりえるかもしれない。

そんな「ヒヤッ」とする読後感が、「都会のトム&ソーヤ」シリーズの醍醐味。ぜひご自身で、味わってみてください。

『都会のトム&ソーヤ1』本編は次ページからスタート

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