
あさのあつこ『NO.6』14年ぶり新刊を5月に発表 「先読みした読者」のレビューに登場した“エモい言葉”ランキング
ネットギャリーに書かれた『NO.6[ナンバーシックス]再会#1』のレビューを公開
2025.05.05
第6位「強い」

かつて読んでいたときは紫苑やネズミなど、当時の自分と年齢の近い登場人物に強く感情移入して読んでいたのですが、大人になったいま、紫苑の母、火藍の心情描写に胸を打たれたのは個人的な驚きでした。(レビュアー)
紫苑があまりにも強くネズミを愛し、求めていることが、ここから物語にどう影響を与えるのか? 崩壊はどのように始まるのか? ネズミはなぜそれを知ったのか? 早くも、続きが早く読みたくて仕方ありません。(レビュアー)
あの引き込まれる文章や登場人物、世界観にまたすぐに夢中になりました。紫苑のネズミに対する言葉では言い表せない思いの強さに息を吞みました。破壊の後の新しい世界で何が起こり、これからどうなっていくのか気になって仕方がありません。(レビュアー)
『NO.6』に「強く」感情移入した読者や、紫苑とネズミが互いを思う「強さ」に惹かれている読者が見受けられました。紫苑とネズミの脆くも強い関係に、目が離せません!
第5位「信じる」
「再会を、必ず。」というネズミの言葉を信じて待ち続け、本当に救われる思いでした。残酷な世界の中でお互いに唯一の存在である彼らを、これからも応援し見守り続けていきたいです。(書店関係者)
私は韓国の「NO.6」のファンです。幼かった私が初めて日本の文芸作品に興味を持つようにしてくれた作品が「NO.6」です。シリーズを読み返し、また読み返し、「再会を必ず」というネズミの言葉を信じ、そしてbeyond文庫版の著者からのメッセージを信じ、その続きを待ち焦がれていました。(レビュアー)
正直、10年以上も経って新たな展開があるとは想像もしていませんでした。「再会を必ず」ネズミのその言葉を信じきれていなかったのかもしれません。こうして届けてくださったことに胸がいっぱいになりました。(レビュアー)
前シリーズの最後で、ネズミが紫苑に言った「再会を、必ず。」という言葉。14年の間、その言葉を「信じたい」と願ったファンがたくさんいたようです!
第4位「懐かしい」
キャラクター同士の会話は、真剣なやり取りも楽しく軽快なやり取りも、前のシリーズと同じような雰囲気で懐かしくなった。(レビュアー)
前シリーズを読んでいた当時の感情がよみがえるような描写やセリフに懐かしさを覚え、この2年間での登場人物や市民の変化には、読んでいるなかで何度も、言葉では言い表せないほど感情が揺さぶられました。(レビュアー)
14年振りの新刊を心待ちにしていました。この作品を読んでいる間、出てくるいくつもの懐かしい名前に勝手に同窓会をしている気分でした。(レビュアー)
登場人物の懐かしさのあまり、同窓会をしている気分になるほど! 読者が『NO.6』の物語に、没入していることが伝わります!