
ちゃんみな『No No Girls』から学ぶ 子どもを伸ばす「ちゃんみな流ほめ方」とは[精神科医が監修]
ちゃんみな・ノノガに学ぶ「子育て」第1回(全3回)~ほめ言葉編~ (2/3) 1ページ目に戻る
2026.03.19
「上手だね」「すごいね」が子どもの自己肯定感を伸ばさない理由
子どもをほめるとき、私たち大人はついこう言ってしまいます。
「すごいね」「上手だね」「よくできたね」
これらの言葉が悪いわけではありません。しかし、それだけでは子どもの自己肯定感は思ったよりも育たないことが少なくありません。では、子どもの自信を育てる言葉とは、どのようなものでしょうか。
そのヒントを教えてくれるのが、アーティスト・ちゃんみなが主宰する、オーディション番組『No No Girls』(ノーノーガールズ、以下ノノガ)です。
テーマソング『NG』の歌詞にあるように、体の細さや太さ、身長が低い高いとさまざまな理由で世間から否定されてきた挑戦者たちが、歌やダンスの全力で挑み、才能と可能性を開花させていく姿が視聴者を夢中にさせました。
中でも注目されたのは、ちゃんみながオーディション参加者たちに行う審査のフィードバックや指導の仕方です。
精神科医で2児の母でもある亀山有香先生は、番組を見てこう感じたと言います。
「ちゃんみなさんが、すごく“対話”を大事にしているのが伝わってきました。単なる審査員ではなく、一人の『対話者』として、参加者一人ひとりに向き合っていた。
その姿はまるで、専門的なトレーニングを受けた熟練した精神科医のようで、驚きました」
ほめるときは 評価よりも「存在承認」
ちゃんみなのほめかたで印象的なのは「具体的であること」です。
例えば歌の審査では、声の質感や表現の特徴など、その人にしかない魅力を言葉にします。ダンスの場面では技術の高さだけでなく、ステージに立つ姿勢や覚悟に目を向けます。
つまり、「結果」だけではなく、その人特有の魅力や個性をいち早く見つけて、具体的に言葉にしているのです。
亀山先生は、このような関わり方が子どもの自信を育てるうえで重要だと話します。
「ほめるときにまず大切なのは、『あなたは私にとって大事な存在だよ』というメッセージをしっかり子どもに伝えることです。見ていてくれたとわかることが安心感にも、自信にもつながります。
せっかくほめたとしても『上手だね』『すごいね』で終わらせてしまうと、子どもは何をほめられているのかがわからず、困惑します。
さらには、結果が出せなかったら親からダメだと思われるかもしれないと不安になり、失敗を恐れて次の挑戦をやめてしまう原因にもなりかねないんです」
さらに、親が「正解」を決めつけないことも非常に重要だと言います。
「人がどうしたいか、どうなりたいかという答えは、本人の中にしかありません。それは大人だけではなく、子どもにとってもそう。
親が『きっとこう思っているはずだ』と決めつけてしまうと、子どもの本心を聞けなくなってしまいます」
番組(ノノガ)の中で、ちゃんみなが見せた対話の姿勢には、この「存在承認」と「決めつけない問いかけ」が凝縮されています。
例えば、審査の場面で候補者に対し、ちゃんみなはこう問いかけました。

































