長期休み明けに「子どもの行き渋り」発生! 〔精神科医〕が教える親の寄り添い方とは? 「質問攻め」が絶対にNGな理由

精神科医さわ先生に聞く、「ちょうどいい親子の距離感」 #1

精神科医 さわ

思春期は親に自分の気持ちを話してくれない

夏休みが終わるころ、「学校に行きたくない」と感じる子は少なくありません。

それは特別なことでなく、多くの子に見られる自然な心の揺れです。大人だって、長い休み明けに「明日から仕事か……」と気が重くなることがありますよね。

学校生活には、勉強だけでなく、友だちとの関係や先生とのやり取りなど、さまざまなプレッシャーがあります。何か悩みを抱えていれば、なおさら学校に足が向きにくくなるのは当然です。

ただし、そうした気持ちをすべての子どもが言葉にできるわけではありません。とくに思春期(8・9歳~18歳ごろまで)になると、親に何でも話してくれる年齢ではなくなってきます。

「何も言っていないから大丈夫」と思い込まず、ちょっとした変化に気づいてあげることが大切です。また子どもは、大人よりも心のストレスが体の不調として現れやすいと言われています。

お盆を過ぎたあたりから、元気がなくなったり、口数が減っていたりしませんか?
「お腹が痛い」「食欲が湧かない」「夜眠れなくなってきた」などの不調が出ていませんか?

いつもと違う様子が見られたら、まずはそっと気にかけて見守ってあげてください。

質問攻めより「いつも味方だよ」のひとことを

写真:アフロ
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しかし見守ることができず、子どもに根掘り葉掘り質問してしまう親御さんがなかにはいらっしゃいます。

「どうしたの? 何か悩みがあるの?」「誰か嫌な子がいるの?」など。

こうした問いかけは、親の心配が強く出すぎてしまい、かえって子どもの心を閉ざすことも。

まずは、「いつもあなたの味方だよ」「何かあったら、いつでも助けたいと思っているよ」というスタンスでいることが大切です。

「学校に行きたくない」にも段階がある

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