【偏食克服レシピ:かぼちゃ】子どもの偏食の原因を知って克服! 思わずおかわりしたくなるとっておきレシピ

子どもの苦手な野菜がおいしいに変わるレシピ #9【かぼちゃ】 (2/3) 1ページ目に戻る

ライター・料理家:越野 美樹

かぼちゃの甘みを抑えて偏食を克服!

かぼちゃは栄養豊富な緑黄色野菜ですが、独特の甘みから、苦手な子どもが多い食材です。

かぼちゃは野菜の中でも糖質が多く、自然な甘みが特徴の緑黄色野菜です  写真:越野美樹

β‐カロテン、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維などが豊富に含まれるかぼちゃを食べると、免疫力を高める効果があります。

野菜の中でもかぼちゃは糖質が高めですが、体にゆっくり吸収されるタイプの糖質なので、血糖値の急上昇を抑える効果もあります。

子どもに食べてほしいかぼちゃですが、甘みが苦手なことも。この場合は、塩気やスパイスなどの甘みを抑える食材を加えることで、食べやすくなります。

3つのコツを取り入れて調理すると、かぼちゃの甘みが気にならなくなります。

【子どもの偏食克服ポイント1 かぼちゃの甘みを抑えて偏食を克服】

●スパイスやカレー粉で味をマスキングする
 →カレー粉やガラムマサラなどに含まれるターメリック、クミン、コリアンダー、唐辛子などの複数のスパイスを加えることで、かぼちゃの甘みが気にならなくなります。
※スパイスは1歳半ごろから、ターメリックやクミンなどの辛味のないものを少量ずつ試してみましょう。辛味のあるスパイスを与えるのは9歳以降が目安です。

●チーズやベーコンなど塩気のある食材を組み合わせる
 →チーズやベーコン、ウインナーなど塩気のある食材を組み合わせることで、かぼちゃの甘みを抑えます。

●濃いめの味つけでかぼちゃの甘みをカバーする
 →塩やしょうゆなどで濃いめに味つけすることで、甘さが目立たなくなります。

ひとつめのレシピは、チーズとベーコンの塩気でかぼちゃの甘みを包み込んだ「食パンくりぬきトースト」です。

塩気とスパイスで甘みを抑えて、かぼちゃが嫌いな子どもでも食べやすい味に仕上がります。

「食パンくりぬきトースト」のレシピ

チーズとベーコンの塩気と、子どもが好きなカレー粉を加えた食パントースト。かぼちゃの甘みが気にならず、食がどんどん進みます。  写真:越野美樹

【材料】2人分
かぼちゃ 80g
食パン(6枚切り) 2枚
ベーコン 2枚
卵 1個
シュレッドチーズ 30g
塩 少々
カレー粉 小さじ1/2
オリーブオイル 大さじ2
※お子さんの年齢によってカレー粉をなくしたり、量を少なくしたりして調整してください。

【作り方】
1.かぼちゃは一口大に切る。ベーコンは1cm角に切る。

2.鍋に1のかぼちゃと水100ml(分量外)を入れて中火にかけ、沸騰したらふたをして弱火にし、10分ほど蒸し煮する。中火にして水気を飛ばし、つぶしてペースト状にする。

3.食パンの耳から2~3cmを残して、中央部分を四角く切り取る。

4.ボウルに2と卵、1のベーコン、塩、カレー粉の順に入れて混ぜる。

卵が固まらないよう、かぼちゃの粗熱がとれてから他の材料と混ぜます。  写真:越野美樹

5.フライパンを弱火で熱してオリーブオイルを入れ、3をのせる。4の半量を食パンの中央(切り取った部分)に入れて、パンがきつね色になるまで焼く。

6.裏返してシュレッドチーズの半量をのせ、パンがきつね色になるまで焼く。

写真:越野美樹

切り取った食パンは、一緒にフライパンで焼いて食べられます。

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