
【偏食克服レシピ:かぼちゃ】子どもの偏食の原因を知って克服! 思わずおかわりしたくなるとっておきレシピ
子どもの苦手な野菜がおいしいに変わるレシピ #9【かぼちゃ】 (3/3) 1ページ目に戻る
2025.12.22
ライター・料理家:越野 美樹
かぼちゃの食感を変えて偏食を克服!
子どもがかぼちゃを嫌いなもう一つの理由は、独特の食感です。
かぼちゃは加熱するとホクホクとした粉質の食感になりますが、口の中でパサつく感じや、水分が少なく飲み込みにくい感じを苦手と感じる子どもも少なくありません。
また、加熱が不十分で硬く残ったり、逆に加熱しすぎて水っぽくなったりすると、食感が気になって箸が進まなくなることもあります。
かぼちゃの食感を変えるコツは、3つあります。
【子どもの偏食克服ポイント2 かぼちゃの食感を変えて偏食を克服】
●マッシュしてなめらかにする
→かぼちゃをマッシュすることでホクホク感がなくなり、なめらかな食感に変わります。他の食材と混ぜると、さらに気にならなくなります。
●もちもち食感に変える
→片栗粉や白玉粉などを混ぜることで、パサつきがなくなり、もちもちとした食感に変わります。子どもが好きな食感で食べやすくなります。
●汁気のある料理にする
→スープやカレー、煮物など、汁気のある料理にすることで、かぼちゃのパサつきが気にならなくなり、飲み込みやすくなります。
ふたつめのレシピは、かぼちゃをたっぷり使った「かぼちゃのポンデケージョ風」です。もちもちの食感が、かぼちゃのホクホク感を包み込み、食感が気にならなくなります。
「かぼちゃのポンデケージョ風」のレシピ
【材料】2人分
かぼちゃ 80g
白玉粉 100g
塩 少々
ベーキングパウダー 小さじ1/2
粉チーズ 30g
卵 1個
オリーブオイル 大さじ1
水 大さじ1/2~(生地の調整用)
【作り方】
下準備:オーブンを160℃に予熱しておく。
1.かぼちゃは一口大に切る。
2.鍋に1と水100ml(分量外)を入れて中火にかけ、沸騰したらふたをして弱火にし、10分ほど蒸し煮する。中火にして水気を飛ばし、つぶしてペースト状にする。
3.ボウルに白玉粉、塩、ベーキングパウダー、粉チーズを入れてよく混ぜる。
4.3に卵、オリーブオイル、水を加えて混ぜる。粉っぽい場合は耳たぶの固さになるまで少しずつ水を足してこねる。2を加えてさらにこねる。
5.手にオリーブオイル(分量外)をつけて16等分にして丸める。
6.160℃のオーブンで25分ほど焼く。
外はカリッと、中はもちもち! かぼちゃのパサつきがもちもちに変身! もっちりしてのどに詰まりやすいので、小さい子には切り分けて食べさせましょう。
かぼちゃの偏食を克服するための工夫
かぼちゃ特有の甘みや食感の特徴を知り、味つけ、調理法、合わせる食材を工夫すると、かぼちゃの偏食が克服できます。
今回ご紹介した料理以外にも、かぼちゃが食べやすくなる料理はたくさんあります。
・かぼちゃのカレー風味フリッター
→一口大に切ったかぼちゃに片栗粉とカレー粉をまぶして揚げ焼きにしたフリッター。スパイシーな香りで甘みが気になりません。
・かぼちゃのカレーポタージュ
→かぼちゃを煮てつぶし、カレー粉と牛乳を加えたポタージュ。かぼちゃの甘みやホクホク感が気にならず、飲みやすい一品です。
・かぼちゃパンケーキ
ホットケーキミックスにマッシュしたかぼちゃを混ぜて焼いたパンケーキ。ふわふわ食感で、メープルシロップやバターと相性抜群です。
味つけの工夫、食材の組み合わせ、調理法の変化。お子さんが「これなら食べられる」と感じる方法を、6つのコツから見つけてみてください。
原因に合わせた工夫で、かぼちゃはおいしく食べられるようになります!
【食べ物や食事にまつわる人気の本】
























































































越野 美樹
1歳より新宿育ち。大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。instagramでは、基本調味料で野菜の美味しさを引き出す「平日のわっぱ弁当&週末のおうちごはん」を投稿しています。趣味は美味しいものを食べることと、ピアノを弾くこと。 ●fujinoniji 藤野料理教室にじHP ●Nadiaレシピルーム ●Facebook
1歳より新宿育ち。大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。instagramでは、基本調味料で野菜の美味しさを引き出す「平日のわっぱ弁当&週末のおうちごはん」を投稿しています。趣味は美味しいものを食べることと、ピアノを弾くこと。 ●fujinoniji 藤野料理教室にじHP ●Nadiaレシピルーム ●Facebook