おうちにある材料で簡単手づくりおもちゃ 紙コップとペットボトル編

『東京おもちゃ美術館』に教えてもらうおもちゃ作り 第2回

おもちゃコンサルタント:貝原 亜理沙

キラキラウォーターを作ろう!
撮影 葛西亜理沙
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おうちにある身近な材料を使った手づくりおもちゃを『東京おもちゃ美術館』”おもちゃこうぼう”のおもちゃコンサルタント・貝原亜理沙さんに教えてもらいました。第2回は紙コップとペットボトルを使った”目”と”耳”で楽しめるかわいいおもちゃをご紹介します。

びよんびよんと鳴らそう!琴カップ

撮影 葛西亜理沙

【用意するもの】
紙コップ 2個
輪ゴム 2本
はさみ
マジックペン

【作り方】

①紙コップの上と下にそれぞれ4つずつ印をつける。反対側にも同じように印をつけていく。(写真左)
②印をつけたところにはさみで切れ目を入れていく。上下ともに切れ目を入れる。(写真右)
【ポイント】
印の間隔は、上と下で大体まっすぐかな、というくらいの適当な感じでOK。合計8箇所印をつける。

③切れ目をぐるっと囲むように輪ゴムをひっかける。(写真左)
④もうひとつの紙コップを下に重ねる。(写真右)
【ポイント】
普通の輪ゴムでもOK。ただ、カラー輪ゴムを使うとより賑やかに! また紙コップを重ねることで子どもがギュッと握ってしまっても潰れにくくなる。

撮影 葛西亜理沙

⑤紙コップに好きな絵を描いたら、完成!
紙コップをずらしながらゴムを弾いてみると、音の響き方が変わるので面白いですよ。

好きなものを入れちゃおう!キラキラウォーター

撮影 葛西亜理沙

【用意するもの】
ペットボトル 1本
水に浮かせるもの
(アルミホイル、リボン、モール、ボタン、ラメなど)

はさみ

【作り方】

①アルミホイルやモール、リボンなど、水の中に浮かべるものを小さく切り刻む。(写真左)
②①とは重さの違うラメや、使わなくなったボタンなどをペットボトルに入れていく。(写真右)
【ポイント】
切るときの大きさはバラバラでOK。リボンなどはわざわざ買うのではなく、お菓子についているリボンやアルミの袋など、おうちにあるものを使って。また、素材の違うものを切るのではさみの中心や先を使ったり、奥のほうを使うなど、道具の使い方の練習にもなりますよ。

※はさみを使うときは必ず保護者の方が側で見ていてあげてください。

③ペットボトルに水を入れていく。(写真左)
④飲み口のギリギリまで入れたらふたを閉める。(写真右)
【ポイント】
水は飲み口ギリギリまで入れて、隙間がないようにするとキレイな仕上がりに。また、小さいペットボトルで作るとかわいくなります。

撮影 葛西亜理沙

⑤ふたを閉めたら完成! ゆっくりと上下にふって、中に入っているものがキラキラと落ちていく様子を楽しもう。
【ポイント】
中に素材を入れすぎると、あまりキレイに落ちなくなることも。それぞれの素材の落ちる速度が変わるよう、ビー玉などを入れても楽しいですよ。

身の回りにある使わないものをおもちゃに生まれ変わらせるという発想も素敵な琴カップとキラキラウォーター。
「入れるものを選ぶ楽しみはもちろん、入れたものがどんな浮き方、沈み方をするか。沈むもの、浮くものを予想するのも楽しめます」(貝原さん)

実際に作って遊んだお子さんは「ずっと見ていられる!」と大喜びでした。

第3回は上級編。牛乳パックを使い、少し頭を使うパズルをご紹介します。

取材・文 石本真樹

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かいはら ありさ

貝原 亜理沙

おもちゃコンサルタント

美術館での調査研究の仕事、絵画造形教室の講師などを経て、2017年から『東京おもちゃ美術館』に勤務。身近な材料でできる手づくりおもちゃのワークショップを行う”おもちゃこうぼう”と、美術館に収蔵されている、100カ国・10万点にもおよぶ収蔵品の管理を担当している。

美術館での調査研究の仕事、絵画造形教室の講師などを経て、2017年から『東京おもちゃ美術館』に勤務。身近な材料でできる手づくりおもちゃのワークショップを行う”おもちゃこうぼう”と、美術館に収蔵されている、100カ国・10万点にもおよぶ収蔵品の管理を担当している。