新垣結衣が最新のVFX撮影に挑戦　子どもたちとの演技で心がけたこととは？

ーー新垣さんに質問です。なかなか10代の役者さんたちと長時間撮影される機会も少ないと思いますが、今回撮影されてみていかがでしたか。

新垣結衣さん（以下新垣、敬称略）：最初の撮影が、10代のみんなとの掛け合いの場面だったので、どんな雰囲気になるんだろうと少し心配していました。でも本読みの段階から、みんなの独特なテンポを感じていて。じっくり考えてから発言するというよりは、ポンポンポンと話が進んでいく。そのリズムに置いてかれないように、楽しみながら演じました。結果、掛け合いの場面が終わる頃には、自分のキャラクターや、役を通しての関係性が確立できたと感じています。

ーー新垣さんは今回、４人の先生という役柄でした。役についての想いをお聞かせください。

新垣：演じた瑤子（ようこ）は、産休中の先生の代わりでやってきた新米教師。口では自分のことを「大人だから」と言うけれど、子どもよりはしゃいだり、喧嘩しちゃったり、けっこう大人気ない性格です。あんまり自分にはないキャラクターだけど、逆を言えば、子どもと同じ考え方や、見方ができているということ。私も瑤子を見習って、撮影中はみんなと同じ目線で話をすることを心がけました。

ーー最後に「ゴーストブック おばけずかん」を楽しみにしている方に、皆さんからメッセージをお願いします。

城：おばけがたくさん出てくるけれど、怖いだけじゃなくて、泣いたり笑ったり、いろいろな感情がぎゅっとつまった映画になっています。

吉村：大迫力のCGや、感動的なシーンは、子どもだけでなく大人でも楽しめそう。いろんな世代の人に観てもらいたいです！

柴崎：おばけ屋敷とかが好きな人にも観てもらいたいけど、ホラーが苦手な人でも大丈夫。可愛いおばけもたくさん出てきて、小さい子でもあっと言う間に時間が過ぎるはずです。

サニー：僕も学校の授業の時間より、短く感じちゃいました（笑）。僕たちの映画をたくさんの人に観てもらって、いっぱい感想を聞きたいです！

新垣：私は異世界のなかで唯一の大人として、子どもたちと一緒に冒険します。VFXをつかっての撮影が多かったので、どんな映画になるか楽しみにしていましたが、試写ではそれを超えるワクワク感がありました。最新のVFXはもちろん、音響も素晴らしいので、ぜひ映画館でその迫力を味わってほしいです。

図書館で借りられないと大人気の童話「おばけずかん」シリーズが実写映画化！　手がけるのは「ALWAYS 三丁目の夕日」や「DESTINY 鎌倉ものがたり」の山崎貴監督。どんな願いも叶う禁断の書「おばけずかん」を手にした子どもたちの冒険物語を、美しいVFXの映像で描きます。

（「ゴーストブック おばけずかん」７月22日（金）全国東宝系公開。【出演】城桧吏、柴崎楓雅、サニーマックレンドン、吉村文香、神木隆之介、新垣結衣。【監督・脚本・VFX・ストーリー原案・キャラクターデザイン】山崎 貴「ALWAYS 三丁目の夕日」「DESTINY 鎌倉ものがたり」）

新垣さん スタイリスト／道券芳恵さん
城さん・柴崎さん・サニーさん・吉村さん スタイリスト／一宮理紗さん
新垣さん ヘアメイク／藤尾明日香さん
城さん・サニーさん・吉村さん ヘアメイク／望月光さん
柴崎さん ヘアメイク／高橋将氣さん
撮影／嶋田礼奈
取材・文／山口真央