7月22日公開の、映画「ゴーストブック おばけずかん」。どんな願い事も叶えてくれる一冊の本=「おばけずかん」を手にいれた子どもたちが、壮大な異世界へと迷いこんでいく「異世界」冒険ファンタジーです。
主人公は10代の役者たち。俳優業界で大注目の若手俳優から、期待の新人まで、約500人のオーディションから選ばれた4人が、最新のVFX撮影に挑みます。
先生役には、今回約4年ぶりの映画出演となる新垣結衣さん。多くのシーンで、子どもたちと撮影をともにしました。
今回のインタビューでは、4人の子どもたちと新垣さんに、撮影中の印象に残った出来事や、自身の役柄への想いを伺います。
撮影中に叶った城 桧吏さんの「夢」
ーー主人公の4人に質問です。映画の撮影で、印象に残っていることを教えてください。
城 桧吏さん(以下城、敬称略):今回の映画では、おばけや異世界はほとんどがCGを使ってつくられているので、誰もいないところに向かって演技するのが難しかったです。共演者のみんなと協力して、自由に動くおばけと目線を合わせて演技するのは、初めての体験でした。
サニーマックレンドンさん(以下サニー、敬称略):僕も印象に残っているのは、おばけと戦うシーン。一反木綿と対決するシーンでは、外での撮影だったので風に引っ張られてしまって大変でした。でも、おばけの大きさやビジュアルを教えてもらっていたので「そこにいるんだ!」とがんばってイメージしました。できあがった映画では、CGと僕らの演技がぴったり合っていて、感動しました!
城:おばけの声は撮影前に録音してあって、その声に向かって演技するのはやりやすかったよね。あと、ワイヤーアクションに挑戦できたのはうれしかった! 前に日本のアクション映画で観た、殺陣のシーンに憧れていて。今回の映画ではワイヤーに釣られながら、最強のおばけと戦うことができました。夢が一つ叶いました。
柴崎楓雅さん(以下柴崎、敬称略):僕の印象に残っていることと言えば、今回の役柄です。ここ最近、変わった性格の役を連続でやっていて(笑)。でも「ゴーストブック おばけずかん」で演じた太一は、普通の男の子。ドラマを観て研究したり、いつもの自分を思い出したりしながら「これであっているかな?」と探り探り演じました。
吉村文香さん(以下吉村、敬称略):私とサニーくんは、今回が初めての映画出演でした。ただでさえ知らないことばかりなのに、演じた湊(みなと)という女の子は、喜怒哀楽がとっても激しい性格。泣いたり、笑ったり、怒ったり、1つ1つを表現するのが本当に大変でした! でも、キャストやスタッフのみなさんがたくさんアドバイスしてくれて、無事撮影を乗り切ることができました。