「赤ちゃんの下痢」受診4つのポイントとホームケア4つの注意点 小児科医が解説

「0・1歳児の赤ちゃんのホームケア」#2「下痢」

小児科専門医・アレルギー専門医:岡本 光宏

受診の目安

離乳食開始前の赤ちゃんは、もともとうんちがゆるめで回数も多いため、下痢かどうかの判断が難しいかもしれません。そこで、赤ちゃんの様子やうんちの状態(回数・形状・色・におい)から、受診の目安をチェックしましょう。

〈様子見でOK!〉
・うんちはゆるいけど水分はとれている
・下痢のうんちが2日以上続いているけど元気はある
・1~2回下痢便が出たけど機嫌がいい

イラスト/オヨネ
すべての画像を見る(全6枚)

〈小児科を受診〉
・お腹を痛がる
・血便が出る
・下痢便が白っぽい、または水っぽい
・咳や発熱などの症状がある

〈時間外でも受診を〉
・激しい下痢が12時間以上続いている
・元気がない、ぐったりしている
・水分がとれない
・おしっこが出ない
※おむつの濡れ具合やトイレに行く回数をチェックしましょう

〈受診の準備〉
・症状が始まった時期や下痢の回数、うんちの状態(回数・形状・色・におい)をメモしておく
・全身の状態(熱、食欲、機嫌など)を観察しておく
・下痢のうんちの写真を撮っておく

「赤ちゃんの体重が増えているかどうかをチェックするために、小児科で体重を測って健診時と比較することがあります。母子手帳を忘れずに持っていきましょう」(岡本先生)

下痢のときはこまめに水分補給を! 知っておきたいホームケアの注意点を紹介

25 件