
家庭でできる「20分で食べる練習」とは?

「ついつい楽しすぎておしゃべりしたり、気づくとぼーっとしちゃったりする子も。そこでおすすめなのが、学校でも実践している『もぐもぐタイム』です。
もぐもぐタイムとは、『いただきます、をしてから5分間は、おしゃべりしないで食べようね』という時間です。ぜひご家庭でも取り組んでみてください」(松丸先生)
みんなで楽しくワイワイ食べるのも給食の醍醐味。でも、7割くらい食べるまではもぐもぐタイムを導入することで、しっかりと食べられるように。
「お家でも、『もぐもぐタイム』にはテレビも消すし、スマホもいじらないこと。
最初の5分間だけでいいので、家族みんなでもぐもぐタイムをやってみてください。ある程度食べたら『今日はどうだった?』なんて、会話をしながら楽しく食べてくださいね」(松丸先生)
食べ切れる? 足りる? 給食の量
次に気になるのが、給食の「量」。小学校の給食については、文部科学省の定める学校給食法という法律で決まっており、保育園や幼稚園からのころに比べると、量は2割くらい増えることになります。
「保護者の方から『うちの子は小食だから、給食を食べ切れるか心配です』という声もよく届きますが、心配はいりません! 今の時代、無理やり食べさせるのは体罰になるので、絶対にやりません」(松丸先生)
量について不安に感じている子には、給食の配食ルールを教えてあげてください、と松丸先生。