
「給食の残し方」 最近はこんなルールになっていた!

「給食は、まずみんな同じ量を盛り付けます。『私はこれ少なめ』、『僕はこれをたくさん食べたい』とやっていると、配食に時間がかかるから。
だから、一度盛り付けられた給食に手をつける前に『自分が食べられる量だけ戻しに行く』というスタイルが、最近の主流です。でも、苦手なおかずを全部戻してしまうのはなし! 半分は戻していいから、もう半分は頑張って食べようね、というやり方が一般的かと思います」(松丸先生)
給食の1食分は考えられたそのとき必要な栄養価
しかし、給食の1食分は、子どもの健康と成長を考えて栄養価の計算がされたものです。
「おかわりをしなくてもいいけれど、少しずつ全品頑張って食べておいでというふうにご家庭からお子さんを送り出してほしいですね」(松丸先生)
量が足りるかどうかが心配な親子も問題なし、と松丸先生。
「新学期はやっぱり給食に慣れてない子が多いので、どうしても余りが出ちゃうもの。たぶんおかわりはいっぱいあるはずなので、いっぱい食べたいという子も心配しなくて大丈夫です(笑)」(松丸先生)

給食の献立を考える管理栄養士は、新1年生がはじめての給食でもたくさん食べやすいよう、たくさんの工夫をしています。
「新学期は、盛り付けがしやすく、人気のある献立から始めていきます。今年度は、コーンピラフとサラダ、スープが、最初の給食メニュー。カレーや唐揚げ、ハンバーグなどから給食をスタートさせる学校もあるでしょうね。はじめての給食と向き合う子どもたちに『わぁ、給食っていいなぁ』と感じてほしいという思いがあります」(松丸先生)