新小学1年生【学校給食の悩み・不安】好き嫌い・遅い・小食・牛乳…管理栄養士・松丸奨が全回答

はじめての学校給食 #1 

管理栄養士・栄養教諭:松丸 奨

家庭でできる「20分で食べる練習」とは?

すべての画像を見る(全7枚)

「ついつい楽しすぎておしゃべりしたり、気づくとぼーっとしちゃったりする子も。そこでおすすめなのが、学校でも実践している『もぐもぐタイム』です。

もぐもぐタイムとは、『いただきます、をしてから5分間は、おしゃべりしないで食べようね』という時間です。ぜひご家庭でも取り組んでみてください」
(松丸先生)

みんなで楽しくワイワイ食べるのも給食の醍醐味。でも、7割くらい食べるまではもぐもぐタイムを導入することで、しっかりと食べられるように。

「お家でも、『もぐもぐタイム』にはテレビも消すし、スマホもいじらないこと。

最初の5分間だけでいいので、家族みんなでもぐもぐタイムをやってみてください。ある程度食べたら『今日はどうだった?』なんて、会話をしながら楽しく食べてくださいね」
(松丸先生)

食べ切れる? 足りる? 給食の量

次に気になるのが、給食の「量」。小学校の給食については、文部科学省の定める学校給食法という法律で決まっており、保育園や幼稚園からのころに比べると、量は2割くらい増えることになります。

「保護者の方から『うちの子は小食だから、給食を食べ切れるか心配です』という声もよく届きますが、心配はいりません! 今の時代、無理やり食べさせるのは体罰になるので、絶対にやりません」(松丸先生)

量について不安に感じている子には、給食の配食ルールを教えてあげてください、と松丸先生。

「給食の残し方」 最近はこんなルールになっていた!

次のページへ 給食の残し方にも最近のルールがある
37 件