「子ども・家族の急な体調悪化」困った・焦った・助かった ママたちの声

95%のパパママが困った「夜間・休日の体調急変」の心強い味方・時間外救急の総合窓口「ファストドクター」がお得に利用できるお知らせも 

写真:アフロ

家族の突然の体調不良、心配ですよね。しかもそれが、夜間・休日などの病院の診療時間外に起こったら……。

しばらく様子をみるべき? 救急車を呼ぶ? ママ・パパはむずかしい判断を迫られることになります。

今回は、ママ・パパたちが経験した家族の体調急変や、そのとき不安に思ったエピソードを調査。その調査をもとに、対応法を小児科医の先生にうかがいます。(全3回)

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第1回の今回は、パパ・ママへのアンケートの結果とさまざまなエピソードをご紹介します。

家族の体調不良についてのアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2023年5月9日~2023年5月22日インターネット上で実施。有効回答数は167件。

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集をおこなっている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

「AnyMaMa(エニママ)」は、株式会社アンダースタンドが運営するママの社会復帰を支援するサービスです。コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」を発信しています。
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95%が夜間・休日の家族の体調悪化・急変を経験したことがある

家族の体調不良についてのアンケート

最初の質問は「夜間や休日に家族の体調が悪化・急変したことがありますか?」。この問いには95%以上のママが、経験したことが「ある」と回答しました。

次に、そのような場面でママたちが実際におこなった対応について聞いてみましょう。

家族の体調不良についてのアンケート

「自宅で様子を見た」と答えたママが約20%いるものの、「自宅の車やタクシーで救急外来や休日診療の医療機関へ行った」という回答がもっとも多い結果に。

「救急車を呼んだ」「医者に往診に来てもらった」など、医師に診てもらう選択をしたママ・パパが多数だということがわかりました。

そのほかに、

・#8000(小児救急電話相談)に電話相談をしたうえで、自宅で様子をみました。

という回答もありました。

※#8000(小児救急電話相談):小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院などのアドバイスをうけられます。全国同一の短縮番号#8000をプッシュすることで、お住まいの都道府県の窓口に自動転送されます。

夜間・休日の体調悪化の際にほしいと思ったサービスは?

家族の体調不良についてのアンケート

つづいて、「夜間・休日の体調変化の際にほしいと思ったサービスは?」という質問です。

「夜間・休日でも相談できるかかりつけ医」「オンライン診療など24時間対応のアプリやサービス」「夜間・休日に診てもらえる医療機関の情報」の上位3つの回答数が、ほぼ同数という結果となりました。

その他の回答では、

・具合の悪くない子どもを預かってもらえる場所、人、システム。

という意見もありました。

1位は「食料・飲料の備蓄」ママたちがおこなっている備えとは

家族の体調不良についてのアンケート

「ご自身や家族の体調不良に備えていること」を尋ねた結果、「食料や飲料を準備している」と答えたママが約63%と最多に。

そのあとに、「(新型コロナ感染症やインフルエンザ対策で)部屋を分けられるようにしている」「親の体調不良の際の子どもへの指示や子どもの預け先をあらかじめ考えている」と続きます。

その他の回答では、

・解熱鎮痛剤など、ある程度対処できるような薬を常備している。

といったコメントが。各家庭で緊急事態に備えているようです。

民間の診療・往診サービスに9割のママが「興味あり」と回答

家族の体調不良についてのアンケート
家族の体調不良についてのアンケート

つづく質問「オンライン診療や往診サービスに興味がありますか」には、約9割のママ・パパが民間のオンライン診療や往診サービスに興味「ある」と答えた一方で、「実際に使ったことがありますか」という質問に対しては「ない」と回答した人のほうが多いという結果に。

「夜間・休日のオンライン診療・往診(民間サービス)への興味はあるが、実際に試せてはいないママが多い」実態が浮き彫りとなりました。

このとおり、多くのママが興味をもっているオンライン診療。実際に使ったという方の体験談をご紹介します。

上のお子さんが発熱し小児科を受診した結果、インフルエンザだと判明。のちに、ご自身と下のお子さんも発熱した際に、病院からは受診を断られてしまったというママ。

絶望的な状況下で、

・運よくオンライン診療を見つけ、先生の配慮で検査なしでインフルエンザの診断がおりて薬を処方されました。

と、ママの薬を処方していただくことができたそうです。しかし、同時にオンライン診療してもらった下のお子さんは、

・小児ということもあり検査なしでインフルエンザと確定はできませんでした。

とのこと。オンライン診療ならではの課題もあるのかもしれません。

助かった、困った、不安になった… ママたちの「家族の体調不良」エピソード集

ここからは、ママたちから集まった「家族の体調不良」についてのエピソードをご紹介します。

・上の子が体調を崩したが、下の子の預け先がなかった。数日入院することになったので、単身赴任中の夫に急遽戻ってきてもらった。

・(自分が)出血を伴うケガをして急を要するときに、子どもが興奮して離してくれず身動きが取れなくなり、病院へ出かける支度ができなくなった。もうひとり誰かにいてほしいと思った。

健康な子どものお世話や預け先に困ったママが頼った相手として、パパや実母、遠方の親戚、そして近所のママ友などが挙げられていました。

・私(ママ)の体調不良で、夫の運転で医療機関にかかるため、夜中に、寝ている子どもたちを連れていかなければならなかったこと。

・夫が長期出張中で実家も遠方のなか、ワクチンの副反応で動けなくなり、子どもたちの食事や世話がつらかった。急変したら救急車を呼べるのか、子どもに不安な思いをさせないか心配だった。

・旦那が出張中で、自分自身が39度の発熱でもワンオペしなければならなかった。

子どもの預け先がなく、寝ている子どもを起こして病院に行ったり、ママは体調不良のなか子どものお世話をしなければならなかったり……というケースもよくあるようです。

・夜間に長男がお腹が痛いと大泣き。#8000で相談しタクシーで夜間救急に行きました。なにもなくて安心しましたが、救急へ行ったタクシー代がかなり痛かったです。

救急車で搬送されたケースでも、診察の結果入院の必要なしと判断された場合は公共交通機関やタクシーを使ってそのまま家に帰ることになります。

搬送先が自宅から遠くの病院になることもありますから、交通費は多めに用意しておくと安心ですね。

・子どもがつらそうにしていたが、このレベルの症状で救急車を呼んでいいのか? 夜間にこのレベルで来ないでよ、のような対応をされないか? など気にしてしまった。結果的にはそんな対応はされなかったので、もっと早くに連れてってあげればよかった! と後悔した。

つらそうだけれど、救急車を呼ぶほどの状態なのかがわからない……というとき、これは非常に悩ましいですよね。小児救急電話相談(#8000)や救急安心センター事業(#7119)は、時間帯によっては回線が混みあってしまい電話がつながりにくくなるという声がありました。いざというときの相談先は、複数あると安心かもしれません。

・小児喘息の2歳男児がおり、急に悪化したり夜は悪くなるので、自宅で診ているのでよいのか判断ができなくて、不安と緊張感が常にあります。素人では救急車を呼ぶ判断も難しいです。(中略)今後はまずは往診を利用して救急にいくべきかどうかも含めて見解をもらえたらよいなと考えています。

「家で様子見」でいいのか、それとも受診すべきか……。と、判断に悩むママが多いようです。

「小さい子どもの高熱」に焦った・困ったという体験談もたくさん寄せられました。2児のママである筆者にも、何度も経験があります。家で様子を見ているときの不安でしかたない気持ち……。似たような経験を持つママは多いのではないでしょうか。

ほとんどのママが、家族の急な体調不良を経験している

家族の急なケガや病気に「パニックになってしまった」「とても不安だった」という声をたくさんいただきました。

いざというときに落ち着いて対応できるように、夜間・休日診療や小児救急を受け入れてくれる医療機関を調べておく、かかりつけ医やアレルギー、普段のんでいる薬などの情報を家族間で共有するなど、備えておきたいですね。筆者も、日ごろからの準備を心がけたいと思います。

第2回・第3回は、「夜間・休日の急な体調不良のときの適切な対応方法」について、小児科医の先生にお話をうかがいます。救急車を呼ぶべき場合は? 往診を頼むとどうなる? オンライン診療で薬はもらえるの? さまざまなパパママの疑問に答えます。

取材・文/大沢ゆい・笹川かおり ( AnyMaMaエニママ)

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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