【中学受験】試験10日前に子どもがマイコ肺炎に! 母がやった本命合格までの「メンタル・体調・当日の準備」10の対策を大公開!

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受験2ヵ月前から体調管理の鬼に

息子の本命は、1月に行われる適性検査型試験の県立中学校。

本命の1ヵ月前に、同じ適性検査型利用の私立中学を、練習を兼ねて受験することにしました。10月頭にはインフルエンザの予防接種を受け、手洗い・うがい・マスク……と、健康管理には十分気を付けていたつもりでした。

しかし、私立受験日の10日前に高熱と激しい咳(せき)に見舞われ、まさかの「マイコプラズマ肺炎」と判明。受験2日前にやっと平熱に戻り、咳も治まり、小児科の先生の許可が出たのでなんとか受験できました。

この間はまったく勉強ができませんでしたが、結果は合格。ホッとしたものの、本命はあくまでも県立中学校。次の受験に向けて、親子で気持ちを切り替えていきました。

しかし、その後も体力が戻らず本調子ではない様子の息子。「このまま本命受験日を迎えることになるのでは」と、私は不安を募らせていました。

賛否両論あるのは承知の上ですが、息子も「後悔したくない」と言うので、本命受験日の前3日間は健康管理に専念するため、小学校を欠席させました。

息抜きは息子と9年ぶりの「平日午前の公園」

本命受験までの3日間は、自宅で過去問と向き合いました。とは言ってもひとりで長時間の試験対策は難しく、1日2~3年分の過去問を回すのが限度でした。朝、1年分の過去問をやったら息抜きに公園へ行くことにしました。

平日午前の公園にいるのは2歳くらいのよちよち歩きの子とママ、散歩中の老夫婦くらい。息子とこの時間帯に公園にいるのは、未就園児だったとき以来、実に9年ぶりだと気づきました。

「きっともう二度とこんな時間はないだろうな」

息子とふたりきりで一緒にリフレッシュした3日間の公園タイムは、日々カリカリと神経を尖らせていた私にとって一際感慨深い時間になりました。

息子にとっても、緑の多い公園で童心に返って体を動かせたことは、メンタル的にもよかった点だと思っています。

それでも、中学生になった息子に改めてこのときのことを聞いてみると、母の抱いたような感慨はまったくなかったそうです(笑) それでも「受験勉強の合間に外の空気を吸って、青空を見て体を動かした時間はとても重要だった」と語ってくれたのは嬉しかったです。

童心にかえり昼間の公園で体を動かす息子。
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中学受験当日のお弁当 温かい汁物で「ほっと安心」

受験日はお弁当持参です。小6の冬期講習期間中のお弁当は、受験本番にベストな食事を持たせるための「母の練習」と位置づけていました。息子の好物を入れつつ、毎日感想を聞いて日々ブラッシュアップし、当日のお弁当のメニューを考えていました。

冬期講習中、お弁当を食べる前後を報告してくれたLINEのスクリーンショット。

また、塾の説明会で「温かい汁物があると安心できる」と聞いたため、サーモスのスープジャーを用意し、日替わりでいろいろなメニューを試しました。「甘い紅茶はほっとしていいけどトイレが心配」「緊張しているときだと甘酒は気持ち悪くなりそう」などと感想を聞き、試した結果、我が子はおしるこに落ち着きました。

当日はちょこちょこ甘いものを飲むことで、脳に栄養補給される感覚があったようです。また寒い日だったので、温かいものを飲むだけでほっとしたと話していました。

服装選びの落とし穴 ポイントは動きやすさと暑さ対策

受験日の服装にも気をつかいました。

各学校によりルールが異なるので要確認ですが、我が家の受けた2校は特に決まりはありませんでした。ただ、黒や紺のパンツに落ち着いた色のジャケットやカーディガン、中は白シャツやブラウスの子が多いとの情報を得ていました。

重要なのは「着慣れていること」です。受験当日に新品を着て不具合があると困るため、本番対策模試や練習校などで何度か着用し、問題点を解消していきました。

当初はピアノの発表会で着用した白シャツを着て模試を受けましたが、「襟元の硬さが気になる」と言われ、白ポロシャツに変更。ポロシャツは通気性がいいので、暖房が効き過ぎていた私立会場では、上着を脱いだときに快適だったようです。寒さ対策に目が行きますが、暑がりの子は暑さ対策も忘れないでくださいね。

また、かっちりしたジャケットは試着の時点で「腕周りの自由が制限され、時間勝負の適性検査では書くスピードが落ちそう」とのこと。結果、黒のカーディガンを購入しました。ポロシャツとカーディガンは、入試後もカジュアルに着回せたので「買って正解!」なアイテムでした。

黒パンツはユニクロの「ジャージーパンツ」がおすすめ。ウエスト調整機能があるので緊張してもお腹周りをゆるめられるし安心です。

親子で乗り切る 勉強感を減らす日常の工夫

受験直前期は、「学習時間=机に向かう時間」だけにしてしまうと、子どもも疲れてしまいます。そこで我が家では、日常の中で「勉強感」を減らす工夫をしました。

例えば、入試に出るような時事問題をチェックし、送迎の車の中の会話に織り交ぜて意見交換をしたり、壁にさりげなく苦手分野のプリントを貼っておいたりといった方法です。「勉強しなさい」と言わなくても、自然と知識に触れる環境づくりが効果的でした。

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