『耳をすませば』ファンの子ども9歳とママが聖蹟桜ヶ丘で「聖地巡礼」してみた

9歳男児は聖地めぐりを楽しめる? リアルな反応や感想をレポート

コクリコサポートエディターズ:笹川 かおり

バスで坂をのぼりきるころに、バーンとロータリーが見えてきます。

写真では伝わりにくいかもしれませんが、閑静な住宅地特有のしん……とした心地よい静けさと開放的な雰囲気が、なんとも言えず『耳をすませば』っぽい感じです。

長男も、

「おぉ~!! ここがあの、聖司くんの家がある丸い道か~!!」

「聖司くんのおじいちゃんの家はどこにあるの!?」


と、興味津々な様子であたりを見回していました(※実際には、地球屋のモデルはこのロータリーにはありません)。

ロータリーの一角には、ちょこっと遊んだり休憩したりできる小さな公園がありました。自動販売機で飲みものを購入し、ロータリーを眺めながらひと休み。

子どもたちは遊具で遊び、私は雫が猫を追いかけてロータリーにたどり着いたシーンを思い浮かべて……。しばし、それぞれの時間を過ごしました。

「だって俺、お前が好きなんだ!」の金比羅神社

© 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

続いて向かったのは、杉村が雫に告白した神社のモデルとなった『金比羅神社(金比羅宮)』

私にとっては「雫が夕子の気持ちを杉村にバラしちゃった神社」なのですが(それ言っちゃうんだ!? と衝撃でした)、長男は「あぁ、あの男の子が雫にフラれた神社かぁ~」と、正しい(笑)感想を述べていました。

マップどおりに進んでいくと、住宅地のなかに、映画のなかから出てきたような神社が見えてきました。

「お母さん見て! すごい! 映画と同じだ! 本当にそっくり!」

と喜ぶ長男。

「映画をもとにこの神社がつくられたのでは?」というくらい似ていて、私も胸がときめいてしまいました。

お賽銭を入れてお参りするきょうだい。
おみくじがあたると聞いて引くのを楽しみにしていたのですが、残念ながら現在は撤去されていました。

映画に頻出! 坂を横切る『階段』はここ

© 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH
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