『耳をすませば』ファンの子ども9歳とママが聖蹟桜ヶ丘で「聖地巡礼」してみた
9歳男児は聖地めぐりを楽しめる? リアルな反応や感想をレポート
2023.12.05
コクリコサポートエディターズ:笹川 かおり
バスで坂をのぼりきるころに、バーンとロータリーが見えてきます。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、閑静な住宅地特有のしん……とした心地よい静けさと開放的な雰囲気が、なんとも言えず『耳をすませば』っぽい感じです。
長男も、
「おぉ~!! ここがあの、聖司くんの家がある丸い道か~!!」
「聖司くんのおじいちゃんの家はどこにあるの!?」
と、興味津々な様子であたりを見回していました(※実際には、地球屋のモデルはこのロータリーにはありません)。
ロータリーの一角には、ちょこっと遊んだり休憩したりできる小さな公園がありました。自動販売機で飲みものを購入し、ロータリーを眺めながらひと休み。
子どもたちは遊具で遊び、私は雫が猫を追いかけてロータリーにたどり着いたシーンを思い浮かべて……。しばし、それぞれの時間を過ごしました。
「だって俺、お前が好きなんだ!」の金比羅神社
続いて向かったのは、杉村が雫に告白した神社のモデルとなった『金比羅神社(金比羅宮)』。
私にとっては「雫が夕子の気持ちを杉村にバラしちゃった神社」なのですが(それ言っちゃうんだ!? と衝撃でした)、長男は「あぁ、あの男の子が雫にフラれた神社かぁ~」と、正しい(笑)感想を述べていました。
マップどおりに進んでいくと、住宅地のなかに、映画のなかから出てきたような神社が見えてきました。
「お母さん見て! すごい! 映画と同じだ! 本当にそっくり!」
と喜ぶ長男。
「映画をもとにこの神社がつくられたのでは?」というくらい似ていて、私も胸がときめいてしまいました。