電車大好き3歳児が「鉄道博物館」初訪問で爆上がりのワケ ママが教える〔事前準備&当日の注意点〕 

5年前より楽しめたポイントは事前の予習にあり!【子連れで鉄博 前編】

笹川 かおり

9歳・3歳のきょうだいを育てるエニママライター・笹川かおりです。

今回は、我が家の電車大好きな3歳児と大宮の鉄道博物館に遊びに行った感想や、特に印象に残ったコンテンツ、子どもの反応についてレポートします。

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先日、我が家の電車大好きな3歳児を連れて、大宮の鉄道博物館に行ってきました。同じく電車が大好きだった長男と約5年前に訪れて以来、久しぶりの訪問です。

前回、鉄道博物館のスケールの大きさに圧倒されてじゅうぶんに楽しみ切れなかった反省を踏まえて、今回は事前に子ども向け書籍『鉄道博物館のすべて100』でみっちりと予習してから訪問したのですが、これが大正解。

5年前に予習なしで長男と訪れた際の感想とはまったく違うものとなりました。

準備&注意点

鉄道博物館は1日ではまわり切れないほど大規模な施設です。何も準備や下調べをせずに行くと、最初は少し戸惑うかもしれません。事前に知っておきたい注意点や、準備物についてご紹介します。

事前準備

・チケットの種類・買い方をチェック
チケットは前売・当日の2種類、さらに一般・小中高生・幼児でそれぞれ入館料金が異なります。また、体験予約券とセットになっている前売チケットを、セブンチケットで購入できます。

入館料金やチケットの入手方法は変わることがありますので、必ず鉄道博物館のHPをチェックしましょう。

利用案内|鉄道博物館

・アプリのダウンロード必須! イベントや体験コーナーの利用方法を調べておく
イベントや体験コーナーの利用方法は、抽選、先着順、予約などコンテンツによって異なります。子どもに人気のある『ミニ運転列車』や、一部のシミュレータは抽選制。抽選には『てっぱく抽選アプリ』が必要なので、あらかじめダウンロードしておきましょう。

てっぱく抽選アプリ|鉄道博物館

・私のおすすめ! 鉄道博物館に関する絵本や図鑑で子どもと予習しておく
子どもと一緒に書籍で予習をしておくことで、当日の充実度が5年前の訪問時と比較して大きくアップしました。また、鉄道博物館について子どもと楽しく学んでいるうちに、いつの間にか私まで「早く行きたい」という気持ちになれました(正直、5年前は「子どものためのおつとめ」という気持ちでした……)。おすすめです!

私の予習した書籍はこれ!『鉄道博物館のすべて100』

当日の注意点

行きたいコンテンツの場所を事前にチェックし、早めにどんどん回ることをおすすめします。鉄道博物館は本当に広く、ひとつひとつが見ごたえたっぷりなので、うかうかしているとあっという間に閉館時間になってしまうんです。嬉しい悲鳴ですね。

混雑する土・日・祝日はもちろんのこと、平日であっても「今日は空いているし」とゆっくり過ごしていると、後半になって「意外と時間がない」と焦ることになるかもしれません(私たちがそうでした)。

3歳児のテンションがあがったコンテンツはこれ!【車両編】

ではさっそく、「3歳児のテンションが本当にあがった車両」をご紹介していきます!

車両ステーション内は天井が高く、ドームのようなつくり。車両の迫力がより増して見えます。

蒸気機関車全般

みんな大好き、蒸気機関車。蒸気機関車ってどうしてこんなに、電車好きっ子の心を摑むのでしょうか……。

車両ステーションに入ってすぐに展示されている『1号機関車』を見るやいなや、「じょうききかんしゃっ」と興奮して走り出す次男。

3歳児の得意ワザ、いきなりダッシュ。ちょ、ちょっと待って〜!

ベビーカーで追いかけるのが大変でした……。みなさんは、1号機関車付近(画像の手前方面にあります)にあるベビーカー置き場に預けるまでしっかり手をつないでいてくださいね。

ちなみに腰痛持ちの私は、はじめは抱っこ対策でベビーカーのまま車両ステーションを見学しようとしたのですが、狭い通路を通過しづらい、展示されている車両内の見学ができない、さらには周りの方の邪魔になることがわかり、ベビーカー置き場まで引き返して預けました。無駄な動きをしてしまいました……。

転車台上の『C57形蒸気機関車』はさすがの大迫力!

1号機関車を「これはトーマスだよ!」、C57形蒸気機関車を「これはヒロだね」と、『きかんしゃトーマス』のキャラクターに重ねて喜んでいました。

EF55形電気機関車

息子の目が特に輝いたのが、電気機関車のエリア。電気機関車は蒸気機関車と違って珍しいからか、書籍に掲載されていた車両の中でも特にお気に入りでした。当日も、「でんききかんしゃ、でんききかんしゃ」と楽しみにしていたのです。

特に『EF55形電気機関車』については、書籍で「EF55形は、先頭の形が似ていることから‟カバ”とよばれていた」と予習していたため、実物を見るなり「EF55形だよ! カバさんだね!」と得意げな様子。

長男と予習なしで訪れたときには、EF55形をはじめとする電気機関車も、「数ある車両のひとつ」程度にしか認識できていませんでした(つまり素どおりして記憶にも残っていなかった)。そのことを考えると、しみじみと「予習してよかった」と感じたのでした。

色、銘板、デザインなどがレトロな趣。たしかに先頭車両の形が、カバに似ています。

キハ41300形気動車の車両内

かつて小海線(こうみせん)を走っていたという『キハ41300形気動車』の車両内は、ほかの車両とちがって特別。車窓がスクリーンになっており、そこに小海線の車窓からの景色が映し出されるしくみになっています。

書籍には「まるで本当に旅をしている気分になれます」とあり、実物を楽しみにしていました。

車両内の実際のようす。リアルな田園風景が車窓に映し出されています。日々の育児やら仕事やらで疲れた母(私)は、しばらくここに座りこんで現実逃避したい気持ちに……。

次男の驚く顔が見たい、という出来心で、予習の段階では「おそとが見えるんだよ」とだけ伝えていたのですが……中に入るやいなや、「テレビにおそとがうつってるねぇ」と次男。残念ながら、しくみはあっさりと見抜かれてしまいました。3歳児をあなどってはいけませんね。

しかし、「ぼくとママがでんしゃでおでかけしてるよ~!」と、展示のコンセプトをちゃんと理解して楽しんでいる様子。座席に座ったり、通路を動き回ったりしながら、10分以上は滞在していました。

圧倒的な迫力の『車両ステーション』は全員必見!

どこを見ても電車・電車・電車(しかも実物!)という状況に、終始テンションがあがりっぱなしだった次男。そのなかでも特に反応のよかった車両についてご紹介しました。

後編では、「3歳児のテンションがあがったコンテンツ(車両以外)」についてみなさんにご紹介します。

鉄道博物館
住所:〒330‐0852 埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番
電話:048‐651‐0088
公式HP:https://www.railway-museum.jp

※本記事の情報は2024年1月現在のものとなります。最新情報は各ホームページより入手してください。


※写真はすべて撮影:笹川かおり

ささがわ かおり

笹川 かおり

Kaori Sasagawa
AnyMaMa(エニママ)ライター

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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