3歳子鉄&ママ鉄が大満足! 京王線沿線で楽しむ「鉄道漬けの1日ツアー」
ケーブルカー、ラッピング車両、鉄道のテーマパーク… 鉄道コンテンツで1日遊び尽くすプランを紹介
2024.05.16
コクリコサポートエディターズ:笹川 かおり
10歳と3歳の男の子きょうだいを育てているエニママライター・笹川かおりです。
今回は、鉄道大好きな子鉄の次男のために私が企画した、京王線沿線で楽しめる「鉄道漬けの1日ツアー」の様子をレポートします。
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京王線沿いの町での子育て歴8年目に突入した私。子鉄の次男のために「鉄道漬けの1日ツアー(京王線沿線編)」を企画し、実際に行ってきました。
京王動物園線のラッピング車両・ケーブルカー・モノレール・ミニ電車……など、鉄道コンテンツをたっぷり楽しめる日帰りツアーです。親子鉄のお出かけアイデアとして参考にしていただけたら嬉しいです。
目次
【予定表】京王線沿線「鉄道漬けの1日ツアー」
11:00/高尾登山電鉄のケーブルカーに乗る
13:00/京王動物園線でラッピング車両に乗る
13:30/多摩動物公園駅の『京王れーるランド』で遊ぶ
16:00/聖蹟桜ヶ丘駅の『せいせきカワマチ』で京王線の往来を見ながら散歩する
プラン1:高尾登山電鉄のケーブルカーに乗ろう
2024年4月の平日、11:00ごろに京王高尾線高尾山口駅に到着しました。目的は高尾登山電鉄のケーブルカーです。
高尾山口駅に着いてびっくり! なんと反対ホームから、「京王線のドクターイエロー」といわれることもあるレア車両・デヤ902形が出発するところに出くわしました!
高尾山口駅の駅員さんによると、高尾山口駅にデヤ901・902形の車両が来るのは半年に1回程度(不定期)なのだそう。あまりにも幸先のよいスタートを嬉しく思いながら、ゆっくり歩いてケーブルカーの駅へ向かいました。
高尾山口駅から高尾山のふもとにあるケーブルカーの清滝駅までは、徒歩で約5分。駅前には桜が咲き、大勢の人でにぎわっていました。
ケーブルカーの車両を見て、「これは電車なの? バスみたいな電車?」と不思議そうな次男。初めて見たケーブルカーを、バスに近い見た目だと感じたようです。
清滝駅から終点の高尾山駅までの乗車時間は約6分。ケーブルカーでは日本一の急勾配なのだそう。
私がおすすめする座席は、先頭もしくは一番後ろの席。上の写真は、高尾山駅へと登っていく車両の一番後ろの席で撮影したものです。急勾配の線路を往来する高尾山のケーブルカーの、スリルある乗り心地をたっぷり満喫できますよ。
終点の高尾山駅周辺には『高尾山さる園・野草園』や『高尾山展望レストラン』などの子どもと楽しめるスポットがあるのですが、今回はツアーの趣旨から外れるので行きませんでした。
散歩を楽しんだ後は『さる園』前のベンチで持参したお弁当を食べ、再びケーブルカーで下山。高尾山口駅に戻り、次の目的地に向かいました。
プラン2:京王動物園線のラッピング車両に乗ろう
続いて、多摩動物公園駅にある鉄道テーマパーク『京王れーるランド』へ。高尾山口駅から高幡不動駅に行き、京王動物園線に乗り換えます。
全席座席指定で車両は5000系の『Mt.TAKAO号』に乗ってみたい! とワクワクしていたのですが、調べてみると土日・祝日のみの運行とのこと。残念ながらこの日は平日だったので、普通列車の特急で向かいました。
高幡不動駅での乗り換えはかんたん!
改札階に出たら、1番線の京王動物園線に乗り換えます。上の写真のように、明るく目立つ装飾がされているのですぐにわかりますよ。
京王動物園線の見どころは、なんと言ってもラッピング車両。外装はもちろん、内装までかわいくラッピングされている車両なんです。
高幡不動駅から多摩動物公園駅までの所要時間は約3分。内装を楽しんでいると、あっという間に多摩動物公園駅に到着します。
プラン3:『京王れーるランド』で鉄道コンテンツをたっぷり楽しもう
下車を惜しみながらホームに出ると、「あっ! モノレール!」と次男。
わかりにくい写真で申し訳ないのですが、ピンクの車両の右上に白い車両が走っているのが見えますか? 多摩動物公園駅には、なんと多摩モノレールも走っているんです! 本当に、鉄道好きにはたまらない駅……。
今日は『京王れーるランド』に行きますが、多摩動物公園駅にはほかにも『多摩動物公園』『京王あそびの森 HUGHUG』『屋外アスレチック HUGTRATOPS(ハグトラトプス)』など、子どもの遊び場がたくさんあります(このエリアを『キッズパークたまどう』と呼ぶそう!)。遊び場に迷ったら、多摩動物公園駅に来れば間違いありません!
さっそく『京王れーるランド』へ……と思っていましたが、ここで少し疲れを感じた私。コーヒーでも飲みたい気分になったので、『京王あそびの森 HUGHUG』のカフェで休憩することにしました。(カフェは入館料なしで利用できます)
館内を走るミニSL(ハグハグトレイン)を見ながら休める席で、しばしゆっくり。きれいで明るい店内でリフレッシュできました。
休憩後はいよいよ、念願の『京王れーるランド』へ!
たまたま、2024年3月13日にリニューアルしたばかり……というタイミングでした。
鉄道テーマパーク、というだけあり、館内は鉄道(京王電鉄)一色! すべてのコンテンツをくまなく楽しみましたが、次男に特に刺さったのは、『ジオラマ展示【HOゲージ】』『アスれーるチック』『ミニ電車』でした。
ジオラマ展示【HOゲージ】
『鉄道博物館』に行ったときも夢中で見ていたジオラマ。『ジオラマ展示【HOゲージ】』では、運転台で実際に鉄道模型を運転できます(1回100円/5分)。
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アスれーるチック
プラレールをモチーフにした遊び場『アスれーるチック』を利用するには、整理券が必要です。1階入場口を入ってすぐのところにあるインフォメーションで受け取ってください(先着順、早い時間から順に配布)。整理券に書かれている指定の時間から、1回あたり20分間遊べます。対象年齢は未就学児です。
ミニ電車
館外にある『ミニ電車』は、月や曜日によって乗れる車両が変わります。私たちが行った日は運よく、次男が大好きな新型車両『5000系』の運行日! ほかにも『1000系』『9000系』のミニ電車があるそうです。なお、乗車料金は1回100円です。
プラン4:『せいせきカワマチ』で京王線の往来を楽しもう
『京王れーるランド』でたっぷりと鉄道コンテンツを楽しんだら、最後は高幡不動駅に戻り、京王線特急で1駅の聖蹟桜ヶ丘駅にある『せいせきカワマチ』の芝生広場へGO! ここは、散歩したり遊んだりしながら京王線の往来を間近に見られる、知る人ぞ知る穴場スポットなのです!
……と、張り切っていた私でしたが、ここで大誤算が。聖蹟桜ヶ丘駅に着いた、というところで、なんと次男が疲れ果てて寝てしまいました……。『京王れーるランド』の滞在時間が予定より長くなって、16時に『せいせきカワマチ』に着く予定がすでに17時近くになってしまっていたのもあり、この日は行くのを断念することに。
代わりにここでは、後日あらためて行った際の写真をみなさんにご紹介したいと思います。
『せいせきカワマチ』は、聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩5分の多摩川河川敷にあります。駅からの行き方は複数ありますが、西口を出て、ザ・スクエア聖蹟桜ヶ丘(1階にマクドナルドやサイゼリヤが入居する商業施設)を左手に道なりに進むルートがわかりやすくておすすめです。
このように、線路のほぼ真下まで近づくことができるんです。実際に行くと、すごい迫力なんですよ!
遊具などはひとつもなく、芝生が広がるだけのエリアなのですが、親子連れが散歩していたり、シートを広げてピクニックをする人がいたりと、ゆっくりとした時間を過ごせます。
※芝生広場と川の間には柵がありませんので、小さなお子さんと行く際は、お子さんから目を離さないように注意してください。
「鉄道漬けの1日ツアー」は大成功!
最後に次男が寝てしまったのは想定外だったものの、そのほかは思っていたとおりの、まさに「鉄道漬けの1日」を過ごすことができました。
ひとつ反省点を挙げるなら、『京王れーるランド』の滞在時間を短く読みすぎていたこと。2時間程度の滞在を予定していましたが、実際の滞在時間は(もっと遊びたいという次男をお菓子で釣って退館して)約3時間。午前中のもっと早い時間から始動して、『京王れーるランド』の時間を長く確保してもよさそうです。
もともとは鉄道に一切関心がない私でしたが、男の子ふたりの育児を経て、いまや「ママ鉄」といっていいほどの鉄道好きになってしまいました。子育てを通して私自身の世界が広がっていくことを、とても楽しく嬉しく思っている最近です。またよい鉄道コンテンツを見つけたら、みなさんにシェアさせていただきます。
※本記事の情報は2024年5月現在のものとなります。おでかけの際は最新情報をご確認ください。
※写真はすべて撮影:笹川かおり
コクリコサポートエディターズ
コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して立ち上げました。子育てをしながら、ほかのお仕事をしながら……など、さまざまな立場で、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。 AnyMaMa公式HP:https://anymama.jp/ X:https://twitter.com/AnyMaMaJP Instagram:https://www.instagram.com/anymama_official/
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笹川 かおり
AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP
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