添い寝なしで すんなり「ひとり寝」へ 添い寝しない育児の方法を紹介

子どもにひとり寝をさせている2児ママの体験レポート

垣内 千夏

写真:AdobeStock
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小2の息子と年長の娘を育てるエニママライターの垣内千夏です。

我が家は添い寝をしない育児をしています。なぜ添い寝をしていないのか、どのように寝ているのかといった体験談をレポートします。

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我が家は夫、私、息子(7歳)、娘(5歳)、の4人家族です。家族の寝る部屋は同じですが、それぞれのベッドで寝ています。

幼稚園のママ友たちと「そろそろひとりで寝させたいんだけどなぁ……」「添い寝してる?」という会話になり、添い寝しない育児が少数派であることを知りました。

今回は、我が家の添い寝しない育児についてご紹介します。

添い寝しない育児をしている理由

ひとりで寝てくれるようになった息子(当時1歳)。

私が添い寝をしていない理由は、「寝ている間に子どもをつぶしてしまうのではないか」という恐怖心があったからです。

子育ての大ベテランである私の母には「お母さんになると、本能的に子どもを守る習性があるから大丈夫よ!」といわれたものの、子育てのスタート時点から自分と子どもの寝る場所を分けることにしました。

そのため、添い寝しない育児を目指したのではなく、結果的に添い寝しない育児になったといったほうが正しい状況です(ジーナ式育児やネントレという言葉を知ったのは後になってからです)。

添い寝はしないが同室で寝る

添い寝をするのが怖いとはいえ、赤ちゃんをひとりで寝かせることにも不安があったため、自分のベッドの近くにベビーベッドを置き、同室で寝ることにしました。

自分のベッドとベビーベッドをくっつけてしまっては添い寝と同じだと思い、2~3歩程あいだをあけ、赤ちゃんの様子が見える距離感のレイアウトに。

夜中の授乳時は、抱っこして自分のベッドへ連れていき、授乳が終われば子どもはベビーベッド、私は自分のベッドへ戻ります。

もちろんスムーズに寝てくれない日もあり、ベッドに下ろした途端に背中スイッチがオン! 抱っこ→ベッドに下ろす→泣くという無限ループにハマったことも(私のやる気スイッチはオフのままなのに)。

ですが、添い寝しないことの習慣化と子どもの成長にともない、少しずつ寝入りがスムーズになり、気がつけば自然とひとり寝ができるようになりました。

娘の出産を控え、押し出し式に息子はベビーベッドを卒業することに。

息子の寝る場所をどうしようかと考えた結果、2段ベッドを購入しました。息子の寝る場所は、ベビーベッドから2段ベッドの下段になり、引き続き添い寝しない育児を継続。

息子が7歳、娘が5歳となった現在は、2段ベッドの上段に息子、下段に娘が寝ています。

現在は狭い寝室に、2段ベッドとシングルベッド2台を置いています。

ひとり寝で気をつけていたこと

我が家はマンション住まいで、寝室とリビングが近い間取りのため、モニターつきカメラなどは使用していません。

泣き声や咳、物音などが聞こえるよう、寝室とリビングのドアは常に開けておき、定期的(30分~1時間)に様子を確認しにいっていました。

ベビーベッドの柵を必ず上げる(落下防止)、安全のためにベッド内や手の届く範囲にはおもちゃやタオルなどを置かない(窒息や誤飲防止)などにも気をつけていました。

添い寝しない3つのメリット

私が実感した添い寝しない育児のメリットを紹介します。

1:自分の睡眠を確保できる

自分の睡眠を確保できることは、添い寝しない育児のもっとも大きなメリットだと思います。

赤ちゃんの睡眠リズムが安定するまでは、どうしても睡眠不足になります。添い寝をしていなくてもそれは同じでした。

ですが、添い寝しないことで短時間でも良質な睡眠を確保できていたようで、「寝不足が続いて辛い」と感じたことはありません。

2:自然と一人で寝る習慣がついた

ひとり寝が目的ではなかったものの、自然とひとりで寝られる習慣がついたことは、結果的にメリットとなりました。

ママ友に「ひとりで寝てて平気? 寂しがらない?」と聞かれたことがあります。

私もふと疑問に思い、我が子に確認してみたところ「みんなひとりで寝てないの?」と、質問に質問が返ってきました。

赤ちゃんのころからひとりで寝ている我が子たちは、ひとりで寝ることに何も感じていないようです。

3:寝る時間も起きる時間も自分のタイミング

ひとり寝が習慣づくと、寝かしつけが不要です。寝かしつけで寝落ちすることもなく、自分のタイミングで寝ることができます(リビングで寝落ちするのをやめたいです)。

朝は、スマホのアラームをかけて自分だけ早く起きますが、ベッドが別なので子どもを起こしてしまう確率も少ないです。

子どもよりも少し遅く寝る、少し早く起きるなど、自分のタイミングで寝起きすることで、自分の時間が確保できます。

スターバックスのマグカップでカフェ気分を……。

我が家流「入眠儀式」

添い寝も寝かしつけもしない我が家ですが、寝る前の流れはルーティン化しています。

下記は、我が家流「入眠儀式」です。
 
子どもに好きな絵本を1冊選ばせて膝のうえで読み聞かせ

読み終えたらベッドへ

消灯(常夜灯はつけています)

ぎゅーっと強めのハグ&ハイタッチ

「おやすみ~」といってお布団をかける

入眠儀式をはじめたころは息子が1歳半くらいだったこともあり、窒息死や突然死症候群などの心配から、寝つくまでは自分のベッドから見守っていました。

息子が2段ベッドの下段で寝るようになった2歳くらいからは、寝ていなくても「おやすみ~」と伝えて私は退室しています。

寝られずにリビングまで起きてくることもありますが、すんなり寝つくことのほうが多いです。

寝る前に読む絵本は、図書館で借りています。

添い寝しない育児は、無理なくそれぞれのペースで!

いま振り返ると、赤ちゃんのころから寝るスペースを分けてきたこと、寝る前のルーティンでひとり寝が習慣付けられたことで、無理なく添い寝しない育児ができたのかなと感じています。

添い寝しない育児は、安全性を十分に確保することが必要不可欠です。また「添い寝ができるのは子どもが小さいうちだけ」「親子のスキンシップがとれる」といった意見を聞くこともあります。

ですが、自分の時間を確保できたり、スムーズにひとり寝ができたりなど、私は添い寝しない育児をしてきてよかったと感じています。

お子さんがなかなか添い寝を卒業できずに悩んでいる方は、まず親子同室で、寝るスペースを分けてみることからはじめてみてはいかがでしょうか。

添い寝する・しないは、ご家庭の方針や生活スタイルで異なり、お子さんの性格や年齢による適切なタイミングがあるかと思います。

何よりも大切なのは家族全員がストレスなく過ごせることです。添い寝しない育児は、無理のない範囲で進めることをおすすめします。

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かきうち ちなつ

垣内 千夏

Chinatsu Kakiuchi
AnyMaMa(エニママ)ライター

2歳差の兄妹(2016年、2018年生まれ)を育てる母。夫の転勤に同行して全国を転々としている転勤族。2人目の出産を機に、フリーランスライターとして活動開始。ライフスタイルやビジネスなど、さまざまなジャンルの記事制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

2歳差の兄妹(2016年、2018年生まれ)を育てる母。夫の転勤に同行して全国を転々としている転勤族。2人目の出産を機に、フリーランスライターとして活動開始。ライフスタイルやビジネスなど、さまざまなジャンルの記事制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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