「クリスマスリース」がリメイクで激変 捨てられない娘 VS.枯らして捨てたい母
ボロボロの工作をかわいくリメイク 親子で取り組みたいリースづくりアイデアも
2023.12.14
小5の男の子&小2の女の子をもつエニママライター・北林日菜です。うちの娘はモノが捨てられないタイプ。どんどんモノが増えてしまうのが私の悩みの種です。
今回は去年学校で制作したボロボロのクリスマスリースをかわいくリメイクし、かつ捨てやすく変身させる、母の作戦をご紹介します。
※AnyMaMa(エニママ):ママのはたらき方や選択肢を広げるための支援サービス
すべてのモノに命を吹き込み、愛着を持つ天才である娘。知らない子からもらった石ころに名前をつけ、この4年間捨てさせてくれないほどです。
5年前に家を建てたとき、スッキリ暮らすのが夢だった私は、モノがどんどん増えていく現実にウンザリ。今回は古いクリスマスリースをリメイクし、オシャレに飾りつつ、ゆくゆくはスッキリ捨ててもらう作戦を決行しました!
目次
紙台紙が丸見えのクリスマスリース
こちらが問題のリメイク前のクリスマスリース。小1の図工で朝顔のつるを使ってつくりました。つるが乾燥して細くなり、ポロポロ落ちて紙の台紙は丸見え。1年間日光にさらされたリボンは色あせています。
がんばって作ったのは素敵なんですが、作りたてのとき娘と一緒に写真も撮ったし、この状態で置いておくのは正直イヤ……。でも絶対に捨てさせてくれません。
そこでまずはせめて飾っていてストレスのない状態にしよう! と娘をリメイクに誘いました。
使い道のないものがたくさん詰まった道具箱をチェック
まずはリメイクに必要な材料を探します。娘&息子の工作ボックスを見てみると……ひどいありさま(ストレスが溜まるので数ヵ月見ずに放置していた私も悪いのですが)。
下のほうにウッドビーズを見つけました。「絶対にネックレス作る!」って言って詰め放題したよね? 作ったっけ? と思わず怒りが……。
さらに毛糸も発見。そういえば去年編み物するって言って買わされたんでした。クリスマスカラーの赤と白だけチョイス。ついでにちょっとでもモノを減らしたい!
自然素材を狩りにいく
道具箱から使えるものを見つけたので、次はベースとなるグリーンを準備します。
私の住む茨城県は自然が豊か。娘と一緒に紅葉を見がてら、つくば市の公園で杉の葉っぱや松ぼっくり、どんぐり、モミジバフウの実などを拾ってきました。強風のあとが狙い目です(どんぐりは茹でて乾かしてます)。
今回自然素材を中心に集めたのには大きな理由がありました。それは「枯れてくるとさすがにゴミっぽくなるから」です。紙やビニールのような素材よりも、植物は枯れた感じがわかりやすく見えます。
クリスマスから数ヵ月後、枯れた葉っぱのリースを見たら、さすがの娘も「捨てよう」と言うのではないかと期待を込めたのです。
くるくる巻いてたのしい毛糸玉
昨年までは毛糸でたくさんポンポンをつくって、それをつなげてリースにしたり、枝にぶら下げてテーブルに飾ったりしたのですが、今年は毛糸玉に挑戦。
●毛糸玉の作り方
①親指と人差し指に毛糸を8の字に毛糸をセットし、8の字に巻いていく
②ある程度巻いたら指から外し、8の交差したところで半分に折る
③②を芯にして、全体が均一に丸くなるよう毛糸をくるくる巻き付けていく
④好きな大きさの玉になったら、巻き終わりをようじなどで押し込むか結び付けて完成
毛糸玉の作り方の詳細はこちらの動画からも見られます
https://youtu.be/YWIcvdV3Em0?si=OQSP-ACxCCOso4vt
強めにくるくる巻く毛糸玉は、ポンポンより難易度高め。娘も苦戦しつつ、小さな手でくるくる巻いていました。
リメイクスタート!
グリーン、実もの系、毛糸玉の3種の材料がそろったので、リメイクスタート!
まずは台紙から古くなった飾りを取り外していきます。
娘は「これつけるとき、苦労したんだよな……」「リボンちゃん、さようなら、またね」と飾りひとつひとつにも思い入れたっぷり。その場でゴミ箱に入れると泣きそうなので、とりあえずふんわり横によけておきます。
さてスッキリしたリース。続いて台紙の白い部分をグリーンで隠し、ボリュームを足していきます。リメイクするリースがない場合は、ボール紙でドーナツ型を切り抜いたものを準備してくださいね。
小分けにした杉をグルーガンで貼り付けてます。グルーガンがない場合は木工用ボンドで貼り付けて、上から重しをしてくっつけるとよさそう。
杉もいい香りなのですが、もう少し香りを足したくて、庭のユーカリとローズマリーの枝を収穫。これもグリーンの上にプラス。
台紙が見えなくなり、グリーンの輪っかができたら、いよいよ一番たのしい時間。かざりつけの配置を考える時間です。
「ここの汚くなっちゃったとこ、松ぼっくりで隠そうかな」「どんぐりとウッドビーズが仲良く並んでいる感じもいいよね」など、楽しいようでおしゃべりがとまりません。
優柔不断でもある娘は時間はかかったものの、やっと納得いく配置が決まり、グルーガンで貼り付けていき、完成です!(完成品は最後にご紹介しますね)
近くに自然素材がない環境でもOK!
ところで誰しもが我が家のように自然豊かな場所に住んでいるとはかぎりませんよね。グリーンはお花屋さんで購入するのも手です。ユーカリやブルーアイス(コニファー)などの枝物は、小さく切って貼るなら、数百円で足りるでしょう。
また「枯らして捨てる」作戦をとらない大多数の方は、必ずしも自然素材にこだわらなくていいと思います。ベースとなるグリーンは、100均などで売っているフェイクグリーンを活用したり、古着やはぎれ布を使ってもおもしろそうです。
ちなみに海の近くに住む知人からは「海沿いは松の木が多い」という情報をもらいました。防風林でしょうか。松ぼっくりを探すなら海沿いも狙い目です。
できあがりに大満足! あとは数ヵ月後、うまく枯れてくれれば……
さて完成品はこちら。
今回のリメイクでは、娘が作りながら何度も「我ながら上出来!」と叫んでいたのが印象的でした。
私も玄関を開けるたびにげんなりしていたリースが生まれ変わり、飾れるレベルになったので気分が晴れました。
娘の思い入れがこれでまた深くなるのも怖いのですが……。数ヵ月後、グリーン部分がうまく枯れて茶色くなったとき「捨てよう」と(できれば自分から)言ってくれることを願います。ただ戦いは始まったばかり。捨てたい母と捨てない娘の攻防は、まだまだ続きそうです。
コクリコサポートエディターズ
コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して立ち上げました。子育てをしながら、ほかのお仕事をしながら……など、さまざまな立場で、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。 AnyMaMa公式HP:https://anymama.jp/ X:https://twitter.com/AnyMaMaJP Instagram:https://www.instagram.com/anymama_official/
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北林 日菜
AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 2012年生まれのサイエンス好き男子、2015年生まれアート好き女子の母。都内で広告営業や出版業を経て、結婚を機に茨城県に移住。以後リモートワークを中心に、エニママや県内のご縁ある企業でフリーランスライターとして活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP
AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 2012年生まれのサイエンス好き男子、2015年生まれアート好き女子の母。都内で広告営業や出版業を経て、結婚を機に茨城県に移住。以後リモートワークを中心に、エニママや県内のご縁ある企業でフリーランスライターとして活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP