洗剤の投入も洗い方も全部おまかせの卓上型
パナソニックの食洗機は、ビルトイン型と卓上型があり、卓上型の中にもスリム型やタンク式など種類が豊富です。その中で田中さんがおすすめするのは、もっとも手間を省ける卓上型の「食器洗い乾燥機 NP-TZ500」(パナソニック/公式通販サイト価格¥104,940税込)です。
「とことん手間を省きたいという人には、“洗剤自動投入機能”がおすすめ。この機種の『おまかせコース』では食器の汚れを検知して、適量な洗剤を自動投入。最適な洗浄で乾燥まで全自動で仕上げてくれるのが魅力です。
水流がパワフルな『ストリーム除菌洗浄』や『80℃すすぎ』など、お子さんのいるご家庭で特に気になる除菌の機能も備えています。さらに、パナソニックの独自イオン『ナノイーX』もニオイや菌を抑えてくれるので、汚れた食器をためておき、まとめて洗うことも可能。水流がパワフルなので、手が届きにくくて洗いにくい水筒やタンブラーもスッキリ洗えます」
こちらはキッチンに置く卓上型(据え置き型)なので分岐水栓の工事が必要。購入時には、分岐水栓の工事が可能かどうか、設置場所をどうするかも要確認です。なお、パナソニックのHPで、設置場所のアイデアを提案しています。
※きちんと測ってすっきり設置! 食洗機置き場のつくり方/Panasonic
【卓上型・分岐水洗式/タンク式】どんな家でも設置できる2way型
分岐水洗式・タンク式、どちらにも対応している卓上型でおすすめが「食器洗い乾燥機 SS-MH351」(シロカ/公式オンラインショップ価格¥69,800税込)です。水道工事をせずタンク式として使う場合、排水用の空バケツのほか、給水用に水を入れたバケツを用意しておく必要があります。
「給水を分岐水栓から行う方法と、バケツなどにくんだ水から自動給水する方法が選べるため、キッチン以外に設置が可能。洗浄は360°回転ノズルから最高75℃の高温水流を高圧噴射し、あらゆる角度から食器類を洗い上げることで、99.9%除菌します。そのため、バケツにくんだ水でも衛生面の心配は無用です。
省エネ・時短したいときは、センサーが食器の汚れを検知し、自動で洗浄を調整する『おまかせ』コース、汚れ落ちが心配な場合は『念入り』コースなど、状況に合わせてコースが選べるので安心して使えます。
本製品は温風乾燥タイプですが、節電したいときは、洗浄後に自動でドアが少し開いて蒸気を逃がし、自然乾燥をうながすオートオープンタイプがおすすめです」
大家族に便利なドイツ製の大容量引き出し型ビルトイン
カウンター下などに食洗機を入れる工事ができる場合は、ドイツの老舗家電メーカー・ミーレのビルトイン型「食器洗い機 G 5844 SCi」(ミーレ/¥440,000税込)に注目。
「ドイツのプレミアム家電ブランド・ミーレのビルトインタイプは日本製とは異なる特徴があります。
幅は60センチのほか、日本で使われていることが多い45センチタイプも用意しているので、一般的なシステムキッチンに設置でき、国際規格で9人分(日本規格で7人分)もの食器を一度に洗えます。引き出し式と比べて大容量で、鍋やまな板、フライパンなどの大モノまで入ります。
ドアは90度に開くフロントオープンで、中にある3段のカゴはそれぞれ引き出しが可能なので、一般的なビルトイン型のように、先に下に食器を入れてから上に積み重ねる必要もありません。汚れた食器を時間差で入れたいときに便利ですし、1日分の食器はまとめて一度で洗浄できます。家族の人数が多いご家庭にも重宝されると思います」
さらに、ヒーターなしで、乾燥を促進するオートオープン式を採用。最終すすぎ段階の熱と外気との温度差による“凝縮”という自然の法則を活用しつつ、最後にドアが自動的に開き、わずかな隙間から暖かく湿った空気が排出されます」
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少し前に比べて、種類が増えたうえ、機能も格段に進化してより使いやすくなった食洗機。買い替えや購入を検討中の人は、導入すると「もう手放せない!」と実感すること間違いなし!取材・文/桜田容子
●※価格は2024年12月3日時点のものです
●関連リンク
・「食器洗い乾燥機 NP-TZ500」(パナソニック/公式通販サイト価格¥104,940税込)
・「食器洗い乾燥機 SS-MH351」(シロカ/公式オンラインショップ価格¥69,800税込)
・「食器洗い機 G 5844 SCi」(ミーレ/¥440,000税込)
桜田 容子
ライター。主に女性誌やウェブメディアで、女性の生き方、子育て、マネー分野などの取材・執筆を行う。2014年生まれの男児のママ。息子に揚げ足を取られてばかりの日々で、子育て・仕事・家事と、力戦奮闘している。
ライター。主に女性誌やウェブメディアで、女性の生き方、子育て、マネー分野などの取材・執筆を行う。2014年生まれの男児のママ。息子に揚げ足を取られてばかりの日々で、子育て・仕事・家事と、力戦奮闘している。
田中 真紀子
早稲田大学卒業後、保険会社を経て、地域情報紙に転職。その後フリーとなり、住まいや家事など暮らしにまつわる記事を幅広く執筆する。出産を経て、子育てと仕事の両立に悩む中、家事をラクにしてくれる白物家電、エステに行けなくても自宅で美容できる美容家電に魅了され、家電専門ライターに。 現在はさまざまなメディアで執筆・出演するほか、専門家として記事監修、企業コンサルタント、アドバイザー業務もこなす。2024年5月にNHK『あさイチ』出演など、テレビ・ラジオの出演も多数。 今まで執筆や監修に携わった家電数は1500以上。自宅には最新家電を中心に200以上を所有し、常に多数の最新家電を使用しながら、生活者目線で情報を発信している。 ・オフィシャルHP
早稲田大学卒業後、保険会社を経て、地域情報紙に転職。その後フリーとなり、住まいや家事など暮らしにまつわる記事を幅広く執筆する。出産を経て、子育てと仕事の両立に悩む中、家事をラクにしてくれる白物家電、エステに行けなくても自宅で美容できる美容家電に魅了され、家電専門ライターに。 現在はさまざまなメディアで執筆・出演するほか、専門家として記事監修、企業コンサルタント、アドバイザー業務もこなす。2024年5月にNHK『あさイチ』出演など、テレビ・ラジオの出演も多数。 今まで執筆や監修に携わった家電数は1500以上。自宅には最新家電を中心に200以上を所有し、常に多数の最新家電を使用しながら、生活者目線で情報を発信している。 ・オフィシャルHP