ゴールデンウィークの義実家帰省 夫婦で初めて「わが家の過ごし方」を話し合った日

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「帰省」は私にとって“休み”ではない

長期連休には夫の実家へ帰省するのが、わが家の恒例行事でした。大阪の自宅から福岡の義実家までは車で往復、休憩込みで9時間以上。家族5人分の交通費を節約するため、毎回、長距離のドライブを覚悟しての帰省です。

夫は、「親が生きているうちに孫の顔を見せることが何よりの親孝行だ」と思っているタイプ。そのため、結婚以来、ゴールデンウィークだけでなく、お盆やお正月といった長期連休のたびに義実家へ帰省することが、いつの間にかお決まりになっていました。

義母は「嫁は常に家のために動くもの」という古い価値観の持ち主で、帰省中の私は台所仕事を手伝うのが当たり前。年末年始には、大掃除を手伝うのも私の仕事でした。そうやっていつの間にか帰省はゆっくりするためのものではなく、義両親を手伝うためのものになっていたのです。

「たまには、あなたと子どもたちだけで帰省すれば?」と提案したこともありますが、下の子たちが「ママも一緒じゃないとイヤだ!」と泣き出し、結局は私がついていくことに。夫は「ダラダラ過ごせばいいじゃないか」と言うだけですが、あの義母を前にそんなことできるはずもありません。

「嫁としてどう振る舞うべきか」と考え、私は常に義両親の顔色をうかがい、機嫌を損ねないよう神経を尖らせて過ごす必要があったのです。

夫からの思いがけない提案

義実家への帰省に不満を抱きながらも、解決策を見つけられないまま、帰省を繰り返していたある年の1月。夫から「今年のゴールデンウィークはみんなで旅行にでも行こうか」と提案がありました。

自分たちだけで過ごすゴールデンウィークなんて、結婚してから初めてのこと。しかも、旅行です!

思いがけない夫からの提案に、私は舞い上がりました。どこに行こうか、どんな美味しいものを食べようか。SNSで話題のスポットをチェックしたり、旅行サイトで宿を探したり──そんな時間が楽しくて仕方ありませんでした。

子どもたちにも「5月の連休は旅行だよ」と伝え、みんなでその日を指折り数えて待っていたのです。

突然届いた夫からのグループLINE

え! 私は何も聞いていません!
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