ゴールデンウィークの義実家帰省 夫婦で初めて「わが家の過ごし方」を話し合った日

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突然届いた夫からのグループLINE

ゴールデンウィークが近づいてきた3月のこと。義実家とのグループLINEに、夫が思いもよらないメッセージを送ったのです。

「今年のゴールデンウィーク、旅行に行こうと思うんだけど、△日と△日空いてる?」

その一文を見た瞬間、嫌な予感がしました。

「どうして義両親に日程を聞くの?」

……案の定、義父から「その日はゴルフが入っているから、○日と○日ならいいよ」やっぱり、そういうことなんだ。旅行に義両親も一緒に行くなんて、私は、一言も聞いていませんでした。

しかも提示された日程は、宿泊費が跳ね上がる超繁忙期。夫が予算を抑えるためにあえて外していた日程です。それでも夫は、義父に合わせるのが当然と言わんばかりに「わかった。じゃあ、その日で予約とるね」と返してしまいました。

スマホの画面の中で、どんどん旅行の計画が進んでいきます。この時点でも、夫から私への相談は一切ありません。戸惑いを抑えきれない私は、帰宅した夫に尋ねました。

「最初からお義父さんたちも一緒に行くつもりだったの?」

と尋ねると、返ってきたのは驚きの一言でした。

「義実家ではゆっくりできないっていうから、旅行にしたのに」

あっけなく消えてしまった私の夢

夫の言葉を聞いたとき、怒りよりも先に、深い虚しさが押し寄せました。

「なんにもわかってない……」

けれど実際にお金を出してくれるのは夫。「勝手に自分たちだけの旅行だと思い込んでいた、私が悪いのかもしれない」と思うと、それ以上は何も言えなくなってしまいました。

義両親が一緒だと聞かされていなかった子どもたちも「え、じいじたちも来るの?」と少し戸惑った様子を見せました。しかしすでに夫が宿泊先を手配済み。後戻りはできず、ゴールデンウィークの旅行は、義両親も一緒の「大所帯の帰省兼旅行」という形に落ち着いたのでした。

こうして私が思い描いていた「自分たち家族だけの楽しい旅行」という夢はあっけなく消え去ってしまいました。

張り詰めた心を救った、意外な人物

旅行中の写真(きょうだいで粘土工作を行ったときのもの)
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そして迎えた旅行当日。当初の予定とは違う形になったものの、せっかくの家族旅行です。せめて義両親には喧嘩をしないでほしいと、私はドキドキしながら様子を見守っていました。

子どもたちはなんだかんだ楽しそうにしています。もちろん夫も義両親も、楽しそうです。「みんなが楽しいならいいや」と思いながらも、私ひとり、胸のあたりがざわついていました。

無理して楽しんでいるふりをするのもつらい。だからといって不機嫌な態度をとれば、せっかくの旅行が台無しになってしまいます。何ともいえない気持ちを抱きながら、旅館での夜を迎えました。

お風呂上がり、義母が私の隣に座り、「お父さんが無理を言ってごめんなさいね」と声をかけてくれました。

「もしかしたらあなたは、自分たちだけで旅行に行きたかったんじゃないかなって思ってね」

グループLINEのやりとりを見て、義母も戸惑っていたのだと話してくれました。あまりにもポンポンと進んでいく様子に、止めるタイミングを逃してしまった、と。

思いがけないその言葉に、驚いたものの「ここにわかってくれる人がいた」と、張り詰めていた心の糸が、少しだけ緩んだ気がしました。

翌朝、義母は、車に乗り込もうとする夫に向かって、いつもより少し強い口調で言いました。

「今回は声をかけてくれてありがとう。でも、今度はあなたたち家族だけで旅行に行ってきなさい。私たちが一緒だと、○○ちゃん(私)が気を遣うに決まってるじゃない。親孝行はありがたいけど、たまにはお嫁ちゃん孝行もしないと!」

義母の言葉に、夫は少し気まずそうに「ああ……」と小さく返事をしていました。その姿を見たとき、胸の中にあったモヤモヤが、ようやく晴れていくのを感じました。

義実家との付き合い方を夫婦で話し合ったら

夫の考え方に驚き!
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