子どもの性被害対策どうしてる? 登下校や外出時に親ができる具体的な防犯術を公開

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外出先でのトラブル防止|休日に気をつけること

では、放課後や休日のお出かけのときには、どのような工夫をしているのでしょうか。ここからは、外出時の対策について見ていきましょう。

【外出先のトイレ】異性親子はどうしてる? 「見守りの死角」を作らない工夫

もっとも多かったのが、外出先のトイレでの対策です。親の目が届きにくいトイレは犯行場所に選ばれることがよくあるため、細心の注意が必要です。

・外出先ではトイレはひとりで行かせず、付き添う。(40代/小5、小3の女の子のママ)

・公共のトイレは子どもだけで行かない、個室の前まで親と一緒に行く約束をするなどです。(30代/小4、年長の女の子のママ)

ひとりでトイレに行ける年齢になっても、「公共のトイレだけは必ず一緒に行く」というルールを決めている家庭が多くあります。

ここで悩ましいのが、異性親子の場合です。

実際、座談会に参加したママも、こんな不安を抱えていました。

・我が家の場合、なんでも1人でやりたがるので1人で勝手にトイレに行ってしまうときがあります。行ってすぐに帰ってくればいいのですが、1年生でまだ文字が読めずに流しかたがわからず出てくるのが遅くなったりするときがあり、私が見に行くときがありました。我が家は男の子もいるので、逆にもう少し大きくなったときに私が一緒に行けなくなるので、どうしたらいいかなと不安に思っています。(小1の女の子、2歳の男の子ママ)

一緒にトイレに入る年齢ではないが、ひとりで行かせるのも心配。そんな悩ましさの中で、ママたちはこんな工夫をしていました。

・5歳になったころから、女性トイレに入るのを恥ずかしがり、一緒に行ってくれなくなりました。男性トイレにひとりで入らせるのは抵抗がありますが、ショッピングモールなどなら、中に誰もいない? いたらすぐ出てきて、など、入り口でなるべく大きい声を出して、面倒な親アピールします。(30代/5歳の男の子のママ)

・7歳なので女性用トイレにはもう入れず、男性用トイレに行くのですが付き添える大人がいないときはトイレの入り口で大きな声で声掛けをしています。「大丈夫ー?ママここおるからなんかあったら呼んで~」と周りにも聞こえるように……このときばかりは恥なんて捨ててます!(30代/小2の男の子のママ)

恥ずかしさよりも安全を優先するという、ママたちの強い思いが伝わってきます。

「ひとりにしない」が基本! 外出先では人けのない場所を避ける

外出先でも、「なるべく子どもだけで行動させない」ことを意識している家庭が多くありました。

・人気(ひとけ)のないところには行かない、もし行くなら大人と一緒に行くよう伝えている。(40代/小5の女の子のママ)

・自分(母親)が帯同している間は必ず目の届く範囲内で行動させる。知り合い以外の男性(子ども連れ以外)が多く出入りする場所には基本的に出かけない。(30代/小2、年長、2歳の女の子のママ)

身近な場所での対策と同じように、ここでもやはり「ひとりにしないこと」が基本になっています。

知らない人に声をかけられたら? 子どもに伝えたい「無視してよいケース」

「もし知らない人に声をかけられたら?」という状況をあらかじめ想定しておくことも有効です。

・ひとりのときに知らない人に声をかけられたら、答えなくてよいと教えている。(40代/小2、年中の男の子のママ)

・お菓子やゲームなどくれる大人に反応しない、困っているように見える大人でも子どもに助けを求めることはないので無視してよい、親の友人という知らない人は無視してよい、困ったときは子どもと一緒にいる大人に声をかける。(40代/小2の男の子のママ)

「もし自分だったら、どんなときに知らない子に声をかけるだろう?」と想像してみると、いろいろな違和感が見えてきます。ちょっとした「なんか変だな」に子ども自身が気づけるように、具体的な言葉で伝えておくことが大切ですね。

門限と連絡手段を徹底! 行動範囲が広がる時期の「わが家のルール」

行動範囲が広がる年ごろのお子さんをもつママは、連絡手段や門限などのルールを決める対策を行っているようです。

・携帯を必ず持っていくよう声をかける。帰宅時間を毎回伝える。(40代/中3の女の子、小6の男の子のママ)

・どこに誰と出かけるのかを聞くようにしています。門限をしっかり決め、守るように言い聞かせています。もし時間に遅れ、聞いた場所にいなかった場合は警察に行くことがあるとも伝えています。(30代/9歳の男の子のママ)

子どもにとって、門限は自由を制限されるものに感じるかもしれません。ですが、親としては、ただ無事に帰ってきてほしいだけです。ルールを決めるときには、そんな思いも共有しておくといいのかもしれません。

特別なことよりも「日常の積み重ね」が子どもを守る

ふだんから話しやすい雰囲気をつくり、「あれ?」と思ったことを子どもが口にできる関係でいること。

今回のアンケートから見えてきたのは、特別な訓練をするのではなく、日常の会話や親の姿勢を見せるといった「小さな積み重ね」を大切にしているママたちの姿でした。

男の子・女の子にかかわらず、狙われるリスクがあります。できることから始めて、子どもたちを守っていきましょう。

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

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