非会員差別に免除儀式… 危険PTAを判定する7つのチェックリスト

ノンフィクションライター・大塚玲子さん「PTAの手引き」#2 ~非会員という選択~

ノンフィクションライター・編集者:大塚 玲子

非会員という選択肢を持とう

「何かおかしいと思ったことがあれば、意見をする必要はある」ものの、意見をしたところで改善が見込まれないPTAだった場合は、「退会をすることで、『賛同しない』というメッセージを伝える方法もある」と大塚さん。

退会したくなった場合は、誰に伝えるべきなのでしょうか。

「PTA会長か校長先生、またはその両方に退会届を出して意思を伝えましょう。まれに『退会はできない』などと言われることもありますが、PTAは任意加入の団体ですから、退会できないということはありません」(大塚さん)

とはいえ、いざ非会員になった場合、不当な扱いを受けないのか、不安になる保護者もいるはずでしょう。

「PTA退会や非会員というと、なんだか良からぬことのようにとらえられがちです。退会は勇気のいることかもしれませんが、決して間違ったことをしているわけではないので、負い目を持つ必要はまったくありません。

そもそもが任意加入の団体なので、会員も非会員もどちらもいるのが健全なこと。『すべての保護者がPTA会員』という方が、不健全な状態なのです」(大塚さん)

なお、ここまで大塚さんが紹介してきたのは、あくまで「特に残念なPTA」の例であって、「全てのPTAがこんなに恐ろしいわけではない」とのこと。

「まずは臆せず、足を踏み入れてみるのもいいと思います。どうしても『おかしいな』『ついていけないな』と感じたときに、《PTAを退会する》という選択肢もあるのです。それを知っているだけでも、すこし気が楽になりませんか」(大塚さん)

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